2025シーズンの第2登録期間(ウインドー)が終了した。各クラブの目標達成に向け、チームの改革に動いたクラブもあれば、微調整にとどめたクラブもある。今回は、6月の特別期間を含めたシーズン途中のJ1クラブの補強をランキング形式で紹介する。※情報・成績は28日時点。
11位:ヴィッセル神戸
2025 J1リーグ順位:5位
主な新戦力:永戸勝也、小松蓮
主な放出選手:齊藤未月、本山遥
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J1で連覇中のヴィッセル神戸は、この夏も大規模な動きは見せず、必要なポイントに絞った補強を行った。
3月にFC町田ゼルビアから期限付き移籍で加入したエリキが活躍している神戸は、6月の特別期間に横浜F・マリノスから加入した永戸勝也がすぐにフィット。
攻守のバランスを取って信頼をつかむと、今月20日のサンフレッチェ広島戦では積極的な攻撃参加でもインパクトを残し、すでに欠かせない戦力となっている。
また、7月にはブラウブリッツ秋田から小松蓮が加入した。小松は2023シーズンに松本山雅FCでJ3・19ゴールを記録してブレイクし、2025シーズン前半戦は秋田でJ2・9ゴールを記録していた。
初挑戦となるJ1ではまだ十分な出場機会を得られていないが、大迫勇也や武藤嘉紀など、主力FWの年齢が気になる神戸にとっては重要な新戦力と言える。
特に、神戸はこれからYBCルヴァンカップとAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、さらに天皇杯でも勝ち進んでおり、選手層に厚みを持たせる必要があった。
一方で放出は、齊藤未月の京都サンガF.C.移籍はあったが、今シーズンのJ1出場が2試合だったことを踏まえると、大きな戦力ダウンということにはならないだろう。
冬の移籍市場も含め、神戸の補強は「静かだが的確」。序盤は出遅れたが、現在は優勝戦線に再び顔を出している。
リーグを代表する強豪として、マイナーチェンジにとどめつつ、総合力で3連覇を狙う姿勢がにじみ出る夏となった。
