【写真:Getty Images】
上田綺世に対して同情的な視線も
オランダ・エールディヴィジ第4節、スパルタ・ロッテルダム対フェイエノールトの試合が現地時間8月31日に行われ、フェイエノールトが4-0で勝利した。オランダメディア『Rijnmond』は9月1日に、この試合で2ゴールを決める活躍を見せた、フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世に注目している。
開幕から2試合連続でゴールを決めており、好調を維持している上田。ロッテルダムとの一戦でもスタメンで起用された。フェイエノールトが1点リードして迎えた48分、ペナルティエリア内で味方からのパスを受けた上田は、鮮やかなターンで前を向き、ゴールを決めた。さらに、65分にはこぼれ球を押し込んで追加点を記録している。
同メディアは、「どうやら上田はゴール数では評価されないようだ」と前置きし、日本代表のストライカーについて次のように述べた。
「ストライカーの上田はダービーで2ゴールを挙げ、スター選手となった。しかし、この日本人選手に対する批判は依然として存在しているようだ。現地の記者は、『ストライカーはゴール数で判断されるとよく言われるが、どうやら彼はそうではない。なぜなら、彼は他の様々な要素で評価されている』と、上田を批判する声に対して異議を唱えた」
そして、「数字的に見て、上田は本当にうまくやっている。彼に対するパスがやや少ないにも関わらずだ。大きな可能性があると感じている」と評価しつつも、「上田は他の多くのストライカーのようにエゴイストではない。それが彼にとって唯一の欠点だ。時には、“キラー”にならないといけない時もある」と、上田の改善すべき点を指摘している。