フットボールチャンネル

J1 3か月前

「こういう日だからこそ」川崎フロンターレ宮城天の脳裏には…。「結果を残すしかないというマインドになれた」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

 プロ6年目を迎えた宮城天は今季、キャリアハイのリーグ戦4得点をマークしている。自らの武器への信頼を強調しながらも、自らの課題に正面から向き合う姿勢が見える。その宮城のマインドは、タイトルを狙う川崎にとって重要なピースになっていくだろう。(取材・文:加藤健一)

横浜F・マリノス戦の記憶

川崎フロンターレFW宮城天
【写真:Getty Images】

 昨季は怪我の影響でシーズンの大半で試合に絡むことができなかった。それだけに、今季に向けた思いは強かった。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]


 宮城天は開幕節でゴールを決め、4月2日の湘南ベルマーレ戦でも自ら獲得したPKを成功させた。先発したのは消化試合だったACLEの1試合のみだったが、試合終盤に流れを変えるアタッカーとして、コンスタントに出場機会を与えられていた。

「昨年1年間ほぼサッカーができずに、コンディションが全く上がらなかったけど、(今年は)プレシーズンから怪我もせずにコンディションは上げ続けていた。怪我する前の自分とかに持ってきた感覚はあった」

 途中出場が続いていた宮城に先発のチャンスが巡ってくる。

 4月9日にUvance とどろきスタジアム by Fujitsuで行われたマリノスとの一戦。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)とリーグ戦が並行する過密日程を戦う川崎は、選手層の厚みを必要としていた。

「スタメンのチャンスがあったんで、そこで活躍してスタメンをっていうところではありました」

 しかし、ウォーミングアップ中に痛みが襲う。急遽スタメンを外れることになり、そこから1か月に渡って戦線を離脱してしまう。

「いろいろ準備とか対策をしていたんですけど、それでもなってしまった」

 およそ1か月後にサウジアラビアで行われたACLEファイナルズも欠場。宮城はもどかしい時間を過ごしていた。ただ、悪いことばかりではない。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!