イタリア・セリエA第7節、ジェノア対パルマの試合が現地時間19日に行われ、0-0の引き分けに終わった。この試合にスタメン出場したパルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶は、スーパーセーブを連発。試合終了間際には、PKもストップし、貴重な勝ち点「1」獲得に大きく貢献している。
鈴木彩艶がスーパーセーブを連発!
【写真:Getty Images】
6試合を消化した時点で、1勝2分3敗(勝ち点5)で16位につけているパルマが、2分4敗(勝ち点2)で降格圏に沈んでいるジェノアとの一戦を迎えた。
27分、フリーキックの展開からジェノアFWヴィティーニャが強烈なヘディングシュートを放つも、鈴木が素早い反応を見せて弾き出すことに成功する。
迎えた42分、パルマはDFアブドゥライ・ンジャイが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となってしまった。
すると、数的不利に陥ったチームの中で鈴木が躍動する。47分、ペナルティエリア手前でフリーキックを与えてしまうも、MFルスラン・マリノフスキーが直接狙った一撃は鈴木がしっかりストップ。その直後、こぼれ球を回収されて再びシュートを打たれてしまうものの、これは日本代表の守護神がキャッチしてジェノアの攻撃の流れを断ち切った。
94分、パルマにとってこの試合最大のピンチが訪れる。DFマリアーノ・トロイロが、ペナルティエリア内でFWジェフ・エカトールを倒してしまい、痛恨のPKを与えてしまった。
しかし、キッカーのFWマクスウェル・コルネがゴール左下を狙ったシュートは、鈴木が完全にコースを読み切り、得点をあたえなかった。そのまま試合は終了し、パルマは数的不利の時間が長かったものの貴重な勝ち点「1」を獲得している。