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フォーカス 2日前

一体どうした!? 欧州、いま絶不調な強豪クラブ5選。サッカー日本代表選手の所属クラブもピンチ

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

【写真:Getty Images】



 欧州では2025/26シーズンが開幕してからおよそ4ヶ月が経過した。過密日程の中盤戦に差し掛かっている中で、前評判との比較で本調子ではないクラブも存在する。今回は、絶不調に陥る強豪をピックアップして紹介する。※情報は2025年12月2日時点、データは『transfermarkt』を参照[1/5ページ]
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リヴァプール(イングランド)

リヴァプールFWアレクサンデル・イサク
【写真:Getty Images】

監督:アルネ・スロット
25/26リーグ戦成績:7勝0分6敗(8位)



 昨シーズンのプレミアリーグ王者が苦しんでいる。

 開幕前のコミュニティ・シールドにこそ敗れたが、リーグ開幕戦からは公式戦7連勝を達成。プレミアリーグを独走した昨季の勢いをそのままに勝利を重ねた。

 しかし、9月末から徐々に内容と結果で不安要素が露呈する。

 今夏に大々的な戦力の入れ替えを図ったことで、スカッドのバランスが崩れたのだ。

 レギュラーとして計算できる左WGがコーディ・ガクポ、CBがフィルジル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテの2名しかおらず、ポジションによって選手層のバラツキが目立つ。

 主力の抜けた穴も大きく、トレント・アレクサンダー=アーノルドとルイス・ディアスがチームを去った影響は現在進行形で課題となっている。

 また、スロット体制で2シーズン目を迎えたことで、オランダ人指揮官の色が濃いサッカーを展開するようになり、相手に殴り勝つ超攻撃的なサッカーを志向している。

 これが結果として攻守のバランスが崩れる決定打となり、プレミアリーグではトップハーフのチームで最多タイの20失点を喫している。



 11月30日のウェストハム戦で連敗を「3」で止めたが、直近の13試合で9敗と大きく負け越しており、状況は厳しい。

 フロリアン・ヴィルツやアレクサンデル・イサクら補強の目玉の選手が適応しなければタイトル争いに絡むことは難しく、鬼門の中盤戦からスロット監督がどのように彼らをチームに適応させるのか注目だ。

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