2月に開幕した明治安田J2リーグの2025シーズンは、全38節を消化した。例年通りかそれ以上の熾烈な戦いが繰り広げられた今季のJ2リーグから、2009年より日本サッカーを取材し続ける英国出身のジャーナリストがベストイレブンを選出する。(選出・文:ショーン・キャロル)[1/6ページ]
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J2のレギュラーシーズンは先週末に終了し、水戸ホーリーホックとV・ファーレン長崎は、ともにトップリーグへの自動昇格枠2つを確保するために必要な勝利を手にした。
今週末から始まるプレーオフで、まだまだ多くのドラマが待っているが、ジェフユナイテッド千葉対RB大宮アルディージャ、徳島ヴォルティス対ジュビロ磐田の準決勝を前に、ここでは2025年J2ベストイレブン(+サブ)を選んで紹介していく。
例年どおり、対象となるのは25歳未満の選手で、すでに昇格を決めた2チームに所属していないことが条件。しかし、今年はJ1クラブからのレンタル選手を除外するというこれまでの基準を撤廃した。あまりに多かったため、彼らを除外するのは難しかった。
ゴールキーパー
GK:佐々木雅士(ささき・まさと)
生年月日:2002年5月1日(23歳)
所属クラブ:いわきFC(シーズン途中に柏レイソルから期限付き移籍)
リーグ戦成績:20試合18失点
いわきFCはシーズン開始から9試合勝利なし(3分6敗)で、佐々木雅士が加入するまでの開幕18試合でわずか4勝しか挙げられなかった。
しかし、6月に柏レイソルから期限付き移籍で加入して以降、チームは20試合ではわずか4敗。クラブは9位という非常に立派な順位で最終的にシーズンを終えた。

