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J1 3日前

忘れてはいけない…。鹿島アントラーズ、J1優勝の“陰の立役者”ランキング1~5位。欠かせなかった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images
鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ、J1優勝の“陰の立役者”たち【写真:Getty Images】



 2025明治安田J1リーグは、鹿島アントラーズの優勝に終わった。9年ぶりのリーグタイトル奪取に関して、多くの選手が関わった。本稿では、明確な結果を出した攻撃陣やベストイレブン当確の早川友基や植田直通のほかに、チームの立役者となった実力者をランキング形式で紹介する。※情報は12月10日時点[1/5ページ]
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5位:知念慶(ちねん・けい)

鹿島アントラーズ知念慶
鹿島アントラーズで戦う知念慶【写真:Getty Images】

生年月日:1995年3月17日(30歳)
2025年リーグ成績:29試合4得点0アシスト



 昨シーズンにJリーグベストイレブンに選出された知念慶。今季も勢いそのままにボランチとして中盤で躍動することが期待されたが、必ずしも順風満帆ではなかった。

 その理由のひとつが、2025シーズンからチームの指揮を執る鬼木達監督の存在だ。

 知念は同氏の就任について、J1第36節・横浜FC戦後に「全然楽しみじゃなかったです。嫌でしたね(笑)」とコメントしている。

 鬼木監督はボランチに対し、デュエルの強さや運動量だけでなく得点への直接関与も強く求める。したがって、昨季以上に攻撃面での貢献を必要とされた。

 実際、シーズン序盤は知念にとって難しい状況が続いていた。

 開幕10試合のうち、先発起用は第1節・湘南ベルマーレ戦のみである。そのうえ、同試合の鹿島はボールを持たされ、0-1で競り負けている。

 だが知念は折れなかった。

 途中出場からでも要所でクオリティを示し、デュエルやボール奪取では相変わらず強さを見せた。2023シーズンまではFWだったこともあり、相手陣地内では明確に脅威だった。

 セットプレーやクロスのターゲットとなり、ゴールに繋げる。リーグ終盤にはレギュラー格へと返り咲いており、2-1で勝利した先の横浜FC戦ではチームの2点目を奪っている。



 リーグ通算4得点は昨季を上回っており、その点からも彼の重要性がうかがえる。

 出来ることを増やしたというより、自身のストロングを改めて整理した今季。指揮官との再会を「楽しみじゃなかった」と正直に明かした13番は、己の力で道を切り開いていった。

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