明治安田J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第6節、鹿島アントラーズ対川崎フロンターレが14日にメルカリスタジアムで行われる。
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【プレビュー】鹿島アントラーズ対川崎フロンターレ
川崎と首位・鹿島の勝ち点差は6ポイントあるが、1試合消化が少ない川崎は、この試合に勝利すれば一気に上位に食い込むことができる。
鹿島アントラーズはここまで5試合で9得点を奪っており、うちPKで2得点、セットプレーから6得点を挙げている。流れの中から決めた唯一の得点は横浜F・マリノス戦のレオ・セアラのゴールで、途中交代の柴崎岳を起点に奪ったものだ。
キッカーを務める樋口雄太や柴崎岳のキックの質が高いのはもちろん、鹿島にはターゲットとなる選手が多い。2トップのレオ・セアラと鈴木優磨、センターバックの植田直通とキム・テヒョンだけでなく、三竿健斗やチャヴリッチ、知念慶らも空中戦で強さを発揮できる。
鬼木達監督はセットプレーからの得点が多い要因として、「中後(雅喜)コーチの功績は大きいと思います」と話す。セットプレーのオフェンス面を担当する中後コーチの仕込みが、ここまで結果として現れているようだ。
また、前節で柴崎岳が昨年9月以来の先発出場となった。
「いろいろな条件があった中で、スタメンのところは(樋口)雄太も非常に良かったので、サブのところの関係性で90分を考えて、スタートを岳にして、後ろに雄太という形にしました」
この試合では知念慶がコンディションの問題でベンチ外となっていた。後半の強度を考えて、樋口をベンチスタートにした形となったが、知念が戻ってくれば樋口が再びスタメンに戻る可能性が高いだろう。
最新試合の先発フィールドプレーヤーの平均身長は、鹿島が179.8cmに対して、川崎が174.5cmと約5cmの差がある。身長の差がそのまま表れるとは限らないが、川崎にとってはこのミスマッチをどう埋めるかが鍵になる。佐々木旭をサイドバックに入れてサイズアップを図る可能性も考えられる。
川崎は昨季、J1に残留した17チームで最多の57失点を喫しており、今季も4試合で7失点と失点がかさむ。ただ、長谷部茂利監督は「まずは意識からなんですけどね、選手の意識が変わってきてる」と修正に手応えを感じているようだ。
1日の水戸ホーリーホック戦では前の試合から先発を大きく変えた。先週末は試合がなく、東海大学との練習試合で多くの選手が60分近くプレーしている。誰が出てもおかしくない状況となっており、鹿島戦では思い切った抜擢があるかもしれない。
セットプレーを制する者が、この試合を制す。そんな試合になるかもしれない。
