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コラム 19時間前

遠藤航、板倉滉、冨安健洋が揃い踏み?サッカー日本代表がテストマッチで試す“W杯仕様の完成形”とは【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Editor
冨安健洋
サッカー日本代表の冨安健洋【写真:編集部】



 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)へ向けて調整を続ける日本代表に、遠藤航、板倉滉、冨安健洋の負傷復帰組が合流。アイスランド代表戦では、3人が同時にピッチへ立つ可能性も浮上している。森保ジャパンは、このテストマッチでどこまで“完成形”に近づけるのか。主力たちの状態確認が大きなテーマとなる。(取材・文:元川悦子)[1/2ページ]

26人全員が揃ったサッカー日本代表

サッカー日本代表
サッカー日本代表の選手たち【写真:編集部】


 FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)に向け、5月25日から千葉市内で調整しているサッカー日本代表。活動4日目の29日には、合流が遅れていた伊東純也、久保建英、鈴木彩艶らが揃って合流。31日のアイスランド代表戦を欠場する鎌田大地を除く26人全員がようやく揃った。

 この日は日本サッカー協会(JFA)職員の激励や、人気漫画「ONE PIECE」とのコラボによる青の麦わら帽子贈呈などのセレモニーが続き、練習開始は予定より約30分遅れてスタートした。

 その後、ウォーミングアップや鳥かごなどが終了したところで非公開に。報道陣をシャットアウトして約1時間、実戦形式で戦術などを確認した模様。28日から合流した遠藤航、板倉滉、冨安健洋の負傷復帰組も冒頭からアグレッシブに動いていた。

 遠藤はご存じの通り、2月のサンダーランド戦で左足首じん帯を損傷。人工じん帯を入れる手術を強いられ、3か月以上の長期離脱を経て、5月24日のブレントフォード戦でベンチ入りを果たした。

 まだ実戦復帰には至っていないものの、本人は順調な仕上がりを見せている様子だ。

「本当に長い道のりだった」

遠藤航
サッカー日本代表の遠藤航【写真:編集部】


「コンディションは基本的には問題ない。リハビリも向こうでやっていたし、ここで合流するためにリーグ最終戦前のチームの全体練習はずっとやっていたので、大丈夫です」と28日の代表合流初日にコメントした通り、実戦復帰に向け、着実に前進していると言っていい。

 今年3月のイギリス遠征を欠場した板倉、2024年6月のW杯アジア2次予選から2年近く代表を離れた冨安にしても、滑り出しは悪くない印象だ。

「腰のケガで、いつ良くなってくるかが分からないケガだったので。筋肉系とかみたいに何となくメドが立てられたら、まだちょっと気持ち的に楽ですけど、それが見えていなかったので、しんどいというか、焦りがありました」と2026年に入ってから公式戦先発5試合にとどまった板倉は、28日の練習後に振り返った。

 同じく、アヤックスで先発出場が2試合にとどまっている冨安も同日、「ここまで本当に長い道のりだった」とコメント。2人が揃って代表活動に参加できていることを森保一監督も心から喜んでいるはずだ。

 第1次森保ジャパン時代から主軸を担ってきたこの3人が、アイスランド代表戦に出場するのか。ピッチ上で何を見せるのか。それが今回の一戦における最大の注目ポイントと見ていいだろう。

3人同時起用の可能性も。森保監督が描く復帰組の起用プラン

森保一監督
サッカー日本代表の森保一監督【写真:編集部】


 そこで、この試合のスタメンを予想してみると、29日に合流した10人については温存される可能性が高そうだ。

 基本的には、初日から参加している13人をベースに、遠藤、板倉、冨安の3人を融合させて戦う可能性が高い。

 その中でも、練習強度が上がっている遠藤の先発はほぼ確実。板倉もスタートから起用されそうな気配だ。

 冨安に関しては、いきなりギアを上げることに不安も少なからずあるため、ベンチスタートが有力と見られるが、どこかのタイミングでピッチに立つ可能性は高そうだ。

 試合の時間帯によっては、3人が同時にピッチに立つ展開も十分に考えられる。そうなればチームにとって非常に前向きなテストマッチとなるだろう。

 遠藤に関しては、本職が4枚しかいないボランチ陣の一角ということで、初戦のオランダ代表戦からフル稼働できるかどうかを見極めることが重要なテーマとなる。

 今回は遠藤、鎌田、田中碧、佐野海舟を回しながら“死の組”と言われるグループリーグを突破していかなければならない。

 森保監督は板倉、瀬古歩夢のボランチ起用にも言及しているものの、ベースはやはり上記の4人。アイスランド代表戦は鎌田が不在ということで、遠藤にはできるだけ長い時間、高いレベルでプレーしてほしいところだ。

 本人も試合勘を取り戻し、持ち前の対人守備の激しさ、デュエルや球際の強さを発揮してくれれば、佐野海舟との併用にも本格的にメドが立ってくる。そうなれば指揮官のゲームプランの幅も確実に広がってくる。

 遠藤・鎌田、遠藤・田中碧という組み合わせでも行けるし、中盤の守備力を引き上げるべく遠藤・佐野海舟のコンビも想定できるようになる。

 幅広い戦い方をしていくためにも、遠藤の完全復活は必要不可欠なポイントなのだ。

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