W杯歴代最多5度の優勝を誇るブラジル代表【写真:Getty Images】
ブラジル代表は日本時間6月14日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグC組でモロッコ代表と対戦する。W杯歴代最多5度の優勝を誇るサッカー王国は、南米予選で苦戦を強いられながらも出場権を獲得。1930年の第1回大会から続く全大会出場の記録を更新した。ブラジルはどのような戦いを経て、北中米の舞台へ辿り着いたのだろうか。
苦しんだ南米予選。アンチェロッティ監督とともにW杯へ
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2026年の北中米W杯に向けた南米予選は、南米サッカー連盟加盟10カ国によるホーム&アウェイ方式で行われた。各チームが18試合を戦い、上位6チームが本大会へストレートイン。7位チームが大陸間プレーオフへ進出するレギュレーションとなっている。
北中米W杯から本大会出場国数が32から48へ拡大されたことで、南米の出場枠も4.5から6.5へ増加。だが、サッカー王国ブラジルにとって今回の予選は決して順風満帆なものではなかった。
ブラジルは予選序盤から苦戦を強いられた。6試合終了時点で2勝1分3敗の6位に低迷し、2024年1月にはフェルナンド・ジニス監督が解任される。
その後、ドリバウ・ジュニオール監督が就任したものの、南米選手権では準々決勝敗退。W杯予選でも上位争いに食い込めず、2025年3月には宿敵アルゼンチンに1-4で敗戦を喫した。この結果を受け、ジュニオール監督も退任することとなった。
そこでブラジルサッカー連盟が白羽の矢を立てたのが、欧州5大リーグ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ5度優勝など輝かしい実績を誇るカルロ・アンチェロッティ監督だった。
新体制初戦となったエクアドル戦は0-0の引き分けに終わったが、続くパラグアイ戦ではヴィニシウス・ジュニオールの決勝ゴールで1-0の勝利を収める。
この勝利によってブラジルは2試合を残して本大会出場を決定。1930年の第1回大会から続く全大会出場という世界唯一の記録を継続した。
最終成績は18試合で8勝4分6敗の勝ち点28。南米予選では過去最低の5位での予選突破となった。出場枠拡大前の「4.5」枠であれば大陸間プレーオフに回る成績だった。それでも、終盤は守備面の改善が見られ、苦しみながらも王国の意地を示している。
チームにはジュニオールやマテウス・クーニャら世界屈指のアタッカーが揃う。アンチェロッティ監督は攻撃時に前線へ人数をかけながらも、攻守のバランスを重視した戦いを志向しており、本大会での巻き返しに期待がかかる。
23大会連続23回目のW杯出場となるブラジル。予選では苦戦を強いられたものの、最後は名将・アンチェロッティ監督の下で世界への切符を掴んだ。2002年日韓大会以来となる6度目の優勝へ、サッカー王国が再び歩みを進める。
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