7大会ぶり9回目のW杯出場となるスコットランド代表【写真:Getty Images】
スコットランド代表は日本時間6月14日、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)1次リーグC組でハイチ代表と対戦する。スコットランドは欧州予選最終節で首位デンマーク代表を撃破し、7大会ぶり9回目となるW杯出場を決めた。長らく遠ざかっていた世界最高峰の舞台へ、彼らはどのような戦いを経て辿り着いたのだろうか。
最終節で大逆転。執念で掴んだW杯切符
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2026年の北中米W杯に向けた欧州予選は、欧州サッカー連盟(UEFA)加盟54チームが12グループに分かれ、ホーム&アウェイ方式で実施された。
北中米W杯から本大会出場国数が32から48へ拡大されたことで、UEFAの出場枠も13から16へ増加。各グループ首位が本大会出場権を獲得し、2位チームはプレーオフへ進むレギュレーションとなった。
スコットランドはグループCに入り、デンマーク代表、ギリシャ代表、ベラルーシ代表と激しい首位争いを繰り広げた。予選初戦のデンマーク戦を敵地でスコアレスドローとすると、その後は勝ち点を積み重ねながら上位争いに食らいつく。
しかし、その道のりは決して順調ではなかった。ホームでのギリシャ戦やベラルーシ戦は内容面で苦しみ、サポーターからブーイングを浴びる場面もあった。さらにアウェイのギリシャ戦では敗戦を喫し、自動出場圏獲得は厳しい状況に追い込まれる。
W杯出場権をかけた戦いは最終節までもつれ込んだ。首位デンマークが前節でベラルーシと引き分けたことで、2位スコットランドにも逆転のチャンスが到来。勝てばW杯出場という状況で、ホームにデンマークを迎えた。
試合は開始3分、スコット・マクトミネイの鮮やかなオーバーヘッドキックで先制。しかし、後半に追いつかれ、試合は振り出しに戻る。
その後、デンマークに退場者が出ると、スコットランドが勝ち越しに成功する。だが、再び同点とされる激しい展開となった。
それでも土壇場でドラマが待っていた。後半アディショナルタイムの93分、キーラン・ティアニーが豪快なミドルシュートを突き刺して勝ち越し。さらに98分にはケニー・マクリーンがハーフウェーライン付近からの超ロングシュートを決め、4-2で勝負を決定づけた。
この劇的な勝利により、スコットランドは最終節でデンマークを逆転し、1998年フランスW杯以来となる7大会ぶりの本大会出場を決定。最後の最後で自力突破を成し遂げた。
チームを率いるのは2019年から指揮を執るスティーブ・クラーク監督。4-2-3-1をベースに組織的な守備と鋭いカウンターを武器とし、マクトミネイやアンドリュー・ロバートソンら経験豊富な主力を中心にチームをまとめ上げてきた。
7大会ぶり9回目のW杯に挑むスコットランド。過去8度の出場では一度もグループリーグを突破できていないが、劇的な予選突破で勢いを手にした今大会で、その歴史を塗り替えることはできるだろうか。
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