FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)グループF、日本対チュニジアの一戦は、日本時間6月21日13時キックオフとなる。
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チュニジア戦は見やすい時間。しかし…
週末の昼間という、子どもたちにとってテレビ観戦しやすい時間帯だ。
将来、ワールドカップという大舞台を夢見る少年少女たちは、この日を楽しみにしている…と思いきや、意外な問題が浮上している。
それは、自分たちが所属するクラブの試合や大会が組まれている、ということだ。筆者もU-12の現場に携わっているが、実際にU-12では都道府県協会主催のリーグ戦、U-15では全国大会につながる予選などが組まれている。
実際に「日本代表戦が見たいので、午後の試合は避けたい…」という現場の声も聞こえてくる。
それが練習や練習試合などであれば、指導者の裁量でどうにでもなるのだが、公式戦となると話が別だ。
チーム単位でみれば、不戦敗になってしまったり、個人単位でみれば、試合を欠席すると「チームに迷惑がかかる」と指導者から圧力がかかるかもしれない。
近年、日本では夏の異常な暑さもあり、夏場の公式戦開催が難しくなっている地域も多い。そうなると、スケジュールの都合で6月までにある程度の試合数を消化しておかなければならない。その他、会場の確保など、運営の苦労が多々あることは承知だ。
しかし、それでも4年に一回のワールドカップだ。自国の代表チームにとって重要な一戦の際に、運営上の事情で試合の日程を動かせないというのはいかがなものだろうか。
だからこそ、日本サッカー協会が主導して、何らかのメッセージを発信してもいいのではないだろうか。JFAが主導して、「公式戦はなしにしてください」と通達するのは難しいかもしれない。
それでも公式サイトなどを通じて、各大会主催者に呼びかけることはできるのではないだろうか。
また、こういった主張をすると「ボールを蹴りたい子から活動を奪うのか!?」という主張があることも承知している。
そんな意見に対する返答はひとつだ。
ボールを蹴りたい子は、蹴ればいい。
「試合を観ろ!」と強制したいわけではない。
子どもに選択肢が与えられない状況を大人が作り出してしまうことに問題があると言っているのだ。
この一戦をリアルタイムで観ることで、子どもたちが夢を持つかもしれない。誰か一人の人生が、大きく変わるかもしれない。
だからこそ、ボールを蹴る機会と同じように、サッカーを観る機会も大切にされていい。そんな環境を大人たちに作っていってほしいと切に願う。
(文:高橋大地)
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