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日本代表を勝利に導いた森保一監督の采配。田中碧をなぜスタメンに抜擢したのか

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

北中米W杯 GS第2節 vsチュニジア サッカー日本代表 田中碧
サッカー日本代表MF田中碧【写真:田中伸弥】



 FIFAワールドカップ2026(北中米杯)グループF第2節チュニジア代表戦に臨むサッカー日本代表の先発のラインナップに田中碧の名があった。森保一監督は、どのような意図で27歳MFをスタメン起用したのか。

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今大会初先発の田中碧が先制点に関与!

 初戦のオランダ代表戦で久保建英が負傷したことにより、今日のチュニジア代表戦では、選手の配置に注目が集まった。森保一監督は、鎌田大地をシャドーに移し、田中碧をボランチで先発起用する決断を下した。

 というのも、日本はチュニジアがブロックを自陣に引き、カウンターを狙ってくる展開を想定していたからだ。

 こうした相手を打開するためには、前線の選手だけでなく、3列目の選手やDFラインの選手の攻撃参加が重要になってくる。

 そこで、森保監督は攻撃参加を持ち味とする田中をボランチに配置した。

 振り返ると、前回のカタールW杯のスペイン代表戦での逆転ゴールは、田中がゴール前まで走っていたからこそ生まれたものだ。

 そして、今回のチュニジア戦での1点目も、同選手の特徴が凝縮された場面だった。



 冨安健洋の縦パスから始まった一連の攻撃で、背番号「7」は、ピッチ中央をスプリント。相手MFとDFラインの間に一瞬でポジションをとった。

 フリーになった田中はペナルティエリア手前中央でボールを受けると、チュニジアの選手3人を引き付けることに成功。その結果、中村敬斗がフリーとなり、ゴールまで繋がった。

 直接的なアシストではないものの、たった10秒の間で自陣から相手ゴール前まで走った田中のサッカーIQの高さと走力が、先制点をもたらしたといっても過言ではない。

 また、この采配を的中させた森保監督の手腕も見逃せない。

 怪我人が続出している中でも、登録メンバーの特徴を把握し、試合展開に応じて布陣を変えることは、容易なことではない。

 今回のチュニジア戦は、森保監督の采配力の高さが改めて示された一戦だった。

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