なでしこジャパンの長野風花【写真:編集部】
熱戦が続くFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)。その裏で、女子サッカーの祭典であるFIFA女子ワールドカップ2027の開幕も1年後に迫っている。なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の長野風花は6月23日、都内で行われた株式会社KEAN Health主催のイベントに参加。トークショーやミニゲームなどを通じてファンとの交流を楽しんだ長野は、女子W杯に向けた思いを語った。
「W杯で勝つために日々自分を高めて…」
長野風花はこの日、遺伝子検査キット「chatGENE Pro」の関連イベントに参加。chatGENE for Sportsアンバサダーとして、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンWFCに所属する南萌華、清家貴子とともに登壇した。
トークショーでは遺伝子検査を活用したコンディショニングや身体づくりについて語り、ミニゲームやサイン会を通じて参加者と交流した。
遺伝子検査の結果を踏まえ、自身のパフォーマンス向上にどう活かしていくのか問われると、「ずっと課題としてきているアジリティとかの部分が遺伝子的に見て、ああっ~!みたいな(笑)。やっぱりだったと思ったので。私の場合は脳から筋肉に伝わるのが遅いというのが遺伝子的にあった。そこは本当にやったら良くなるということだったので、徹底的にやろうかなと思います」と自身の特性を理解し、さらなる成長につなげようとしている。
現在27歳の長野は、名門・リヴァプールFCウィメンで4シーズン目を終えたばかり。今季はイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)で主力として20試合に出場したが、チームは11位と苦しいシーズンとなった。
「個人的には厳しいシーズンだったというか、チームとしても新しい監督になって全く結果が出ず、負けてばかりで、メンタル的には厳しかった」と振り返る一方、「それでも積み重ねてきた結果が徐々に出てきているので、そこはすごくポジティブ。来シーズンにつながると思う」と前を向いた。
なでしこジャパンは今年3月のAFC女子アジアカップで2大会ぶりの優勝を果たした。しかし、大会後にはニルス・ニールセン前監督が退任し、狩野倫久監督のもとで新たなスタートを切っている。
長野は「ニルス監督からの積み上げという形で、今は狩野さんなので、ベースがある分、やることもしっかり整理されて、より良い形でスタートできた」と現状を説明。その上で、世界一を目指すためにはさらなる成長が必要だと語った。
「本当にあと1年、ワールドカップのために個人としてもチームとしてももっともっと精度を上げて、強豪相手に対しても自分たちのサッカーをできるようにしたい」と力を込める。
「その中でいろんな戦い方が選べるような選択肢ももっと広げていって、いろいろな戦い方ができるなでしこになっていきたいなと思います」
女子W杯開幕まで残り1年。長野は「自分がどうなりたいか、チームにどう貢献したいかを常に考えながら成長していきたい。W杯で勝つために日々自分を高めて、それをチームに還元したい」と決意を述べた。世界一への挑戦へ向け、なでしこの司令塔は着実な歩みを続けている。
(取材・文:竹中愛美)
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