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代表 11年前

独裁者の珍法律で試合中の拍手も違法!? 対戦前に知っておきたいベラルーシ代表とお国事情

明日、日本代表と対戦するベラルーシ代表。ロンドン五輪で対戦はしているが、まだまだ馴染みは薄い。美しい自然、そして独裁者のいる旧ソ連の国家・ベラルーシとは一体どんな国なのか?

「魚雷」という名のスタジアム

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ベラルーシ代表のホームユニフォームは赤。サブカラーとしてグリーンがあしらわれている。この二色はベラルーシ国旗の色だ。

 ベラルーシ代表とは、ロンドン五輪直前の強化試合として、昨年英国ノッティンガムで対戦している。相手もU-23だったが、当時のメンバーの両国5~6人ずつが、今回再び顔を合わせることになる。昨年は1-0で日本の五輪代表が勝利した。

 今回会場になるのは「トルぺド・ジョジノスタジアム」。ベラルーシの首都ミンスクから東に50km行ったジョジナという町にある。

 スタジアム名のトルペドとは『魚雷』という意味だ。このスタジアムをホームにしているクラブ名がそのまま付けられている。勇ましい名前だが、現在のところ中位くらい。残念ながら、今回の代表メンバーに選ばれた選手はいない。

 ベラルーシ代表のホームユニフォームは赤。サブカラーとしてグリーンがあしらわれている。この二色はベラルーシ国旗の色だ。国名には「白いロシア」の意味があるのだが、白ベースというわけではない。

 赤は、15世紀初頭にポーランド王国・リトアニア大公国連合軍とドイツ騎士団の間で戦われた戦闘「グルンヴァリトの戦い」の際、前者に加勢したベラルーシ軍が使用した赤だと言われる。後に、第二次世界大戦中にナチス・ドイツ軍と戦ったベラルーシ赤軍を表すとも言われるようになった。

 緑はベラルーシに広がる深く美しい森林で、未来への希望が込められている。

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