KFA【写真:Getty Images】
韓国サッカー協会(KFA)による外国人審判への“性的接待”疑惑を巡り、新たな事実が報じられた。韓国メディア『JTBC』は10日、韓国の監査院が2012年の時点で協会による「審判接待」を把握していたものの、最終的な監査結果には盛り込まれなかったと報じた。
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問題は、2011年3月から2012年3月に韓国で行われたW杯予選、ロンドン五輪予選、親善試合など計7試合を巡り、外国人審判やマッチコミッショナーらに不適切な接待が行われたとするもの。2016年の文化体育観光部の調査では、当時の協会職員が「性売買の費用が含まれていた」と証言したことなどを基に、“性的接待”と判断されたという。
しかし『JTBC』によると、その4年前の2012年末、監査院はKFAへの初の監査で法人カードの使用状況を調査し、マッサージ店で外国人審判を接待していた事実を把握していたという。当時の協会関係者は「審判をマッサージ店に連れて行ったことはある」と認める一方、性的サービスではないと説明。監査結果では審判接待に関する内容が外された。
さらに当時の監査院幹部も、審判への接待を把握していたことを認めた。ただし“性的接待”ではなく、ルームサロンなどでの接待だと認識していたと説明。監査対象から外した理由について、「国の品格が落ちる」「表沙汰になれば恥ずかしい」との趣旨を語ったという。
一方、当時の協会幹部は監査院の高位関係者へ連絡し、問題が大きくならないよう働き掛けたとの趣旨を証言している。これに対し監査院側は、協会関係者から間接的に連絡があったことは認めたものの、監査結果に影響したとの見方は否定した。
その後、2016年の文化体育観光部調査では“性的接待”との判断が示されたが、発表資料から該当部分は除外された。検察も証拠不十分で不起訴とし、関係者への処分にはつながらなかったとされる。
約15年を経て表面化した今回の問題。現地メディアは監査院が文化体育観光部より4年早く審判接待を把握していたと指摘している。韓国警察も現在、事件について捜査に着手できるか検討しており、なぜ当時問題が公にならなかったのか、国家機関側の対応にも厳しい目が向けられている。
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