
三菱重工浦和レッズレディースの高橋はな【写真:編集部】
三菱重工浦和レッズレディースの高橋はなが、8月17日に行われた2026/27WEリーグキックオフカンファレンスで新シーズンへの意気込みを語った。今季の注目ポイントに挙げたのは「魂!」。昨季、無冠に終わった悔しさを胸に、キャプテンとしてタイトル奪還を目指す。開幕戦はRB大宮アルディージャWOMENとの“さいたまダービー”。強化を進めるライバルを前に、「このままでは浦和は置いていかれてしまう」と危機感も口にした。
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昨季無冠の悔しさを胸に。高橋はなが見据えるタイトル奪還
8月22日、23日のWEリーグ開幕を前に行われたキックオフカンファレンス。各クラブの開幕戦プレゼンでは、選手が新シーズンの「注目ポイント」を一つの言葉で表現した。
三菱重工浦和レッズレディースの高橋はなが選んだのは、「魂」だった。
「いや、もう魂です。それ以上、もう説明もいらないぐらい。すべては魂っていうところを開幕戦からお見せできればなと思います」
浦和レッズレディースジュニアユースから数えて、今年で在籍15年目。浦和一筋の高橋は、昨季からキャプテンを務め、今季もチームをけん引する。
昨季の浦和はリーグ戦2位。WEリーグ創設後、初めてタイトルを獲得できないシーズンとなった。
「タイトルというところに向けて、全員が昨シーズン、タイトルを取れなかったことに対して、すごく悔しい気持ちを持っている。このクラブはやっぱりタイトルを取らなければいけないというのを、もう一度頭に叩き込んでいるので、そういったものを開幕から今年のWEリーグで出していければいいと思います」
昨季王者となったINAC神戸レオネッサとの差は、結果として表れた。高橋は「すべてが足りなかった」と振り返る。新加入選手も加わったキャンプから、チーム内で厳しさを求め続けている。
その最初の舞台が、8月22日の“さいたまダービー”だ。
対戦相手のRB大宮アルディージャWOMENは、WEリーグ創設に合わせて発足。2024年夏にレッドブルグループが経営参画して以降、強化を進めている。昨季はクラシエカップで準優勝。今夏にはバイエルン・ミュンヘンWOMENとのプレシーズンマッチも経験した。
高橋も、ライバルの成長を強く意識している。
「年々チームの強化を進めていますし、RB(レッドブル)も加わって、ここからさらに進化していくんだなと思っています。となると、同じさいたま市ですけど、このままでは浦和は置いていかれてしまう。そのぐらいの危機感を持ってやっています」
浦和と大宮。埼玉を代表する女子クラブとして、互いに競い合う関係は新たな段階に入っている。
「同じさいたま市を盛り上げるチームとして、これからも切磋琢磨しあいながら、より埼玉からこの女子サッカーを引っ張っていけたらなと思っています」
それでも、開幕戦だけは譲れない。
「やっぱりさいたまダービーは何があっても負けてはいけない。そこはお互い持っていると思うので、非常に熱い試合になるんじゃないかなと思います」
今季もキャプテンを託された高橋。自身に求められているものを問われると、「私自身はもうたぶん、すべてにおいてかなと思います」と答えた。
「サッカーのところもそうですし、人間としてのところ。そこを自分自身が引っ張っていきつつ、自分も成長を止めないこと。それがチームの力にもなると思うので、そこは意識しながらやっていきたいなと思います」
浦和一筋15年目。クラブへの強い愛情を持つ高橋は、今季のキックオフを前に「魂」という言葉を掲げた。
タイトル奪還を目指すシーズン。その第一歩は、浦和の街を背負ったさいたまダービーから始まる。
(取材・文:竹中愛美)
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