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J2独走、強すぎる湘南。このままのペースだと最終勝ち点はなんと120点!

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

「年間勝ち点記録」に注目が集まっている

 これだけ圧倒的な独走を見せている湘南に関しては、最近の話題は「昇格できるか」、「優勝できるか」ではなく、もはや「年間勝ち点記録」に注目が集まっていると言ってもいい。

 過去のJ2での勝ち点記録を調べると、ひとつの目安となっている勝ち点数が「100」である。

 過去にこの勝ち点100の大台を越えたのは4クラブ。最高は2009年にベガルタ仙台が記録した「106」。現U-22日本代表の指揮官である手倉森誠監督が指揮していた時代に記録したもので、この106という数値はいまだに破られていない。

 ただしこの年は、年間51試合開催と、他のシーズンに比べて試合数が多かった年であり、2位昇格を果たしたセレッソ大阪も「104」の勝ち点を積み上げている。

 09年の仙台に次ぐ勝ち点記録を持っているのが、2004年の川崎フロンターレだ。こちらは44試合105。1試合平均の勝ち点数を計算すると約2.38点となる(09年の仙台は約2.07点)。2008年のサンフレッチェ広島は42試合で勝ち点100。こちらの1試合平均の勝ち点数も、川崎とほぼ同率の約2.38点となっている。

 そして今年の湘南はというと現在22試合で勝ち点63。1試合平均の勝ち点はなんと約2.86点である。過去、J2で勝ち点100の大台に達したクラブよりも1試合平均0.5点近く積み上げているのだから、湘南のハイペースぶりがわかるというものだ。

 なおこのペースで42試合積み重ねると、湘南の最終的な勝ち点は120に達する計算になる。はたして大記録は生まれるのか?

【了】

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