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ヴェンゲル監督、次はスモーリング獲得へ。マンU大補強の過剰戦力狙う

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴェンゲル監督、次はスモーリング獲得へ。マンU大補強の過剰戦力狙う
ウェルベック(右)と競り合うDFスモーリング【写真:Getty Images】

 アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督は、マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表のDFクリス・スモーリングの獲得を企てている。

 英紙『デイリー・ミラー』によれば、ヴェンゲル監督は、夏の移籍市場で守備の大型補強を狙うユナイテッドが過剰戦力を抱えることを見込み、出場機会が減る可能性のあるスモーリングに狙いを定めているようだ。

 25歳のCBは、2008年にノン・リーグから飛び級で当時プレミアリーグに所属していたフラムへと加入。2010年には、アーセナルのオファーを断り、移籍金1000万ポンド(約18億円)でユナイテッドに入団した。今季は公式戦22試合に出場している。

 しかし、同選手は来季以降、厳しいスタメン争いに直面する可能性がある。クラブは、ドルトムントに所属するドイツ代表のDFマッツ・フンメルス、レアル・マドリーに所属するDFラファエル・ヴァラン、ラツィオに所属するオランダ代表のDFステファン・デフライ、バレンシアに所属するアルゼンチン代表のDFニコラス・オタメンディらの獲得を視野に入れているからだ。

 来シーズン終了後に契約満了を迎えるスモーリングは、ユナイテッドから契約延長のオファーを提示されている。しかし、クラブは、同選手との交渉が破談に終われば、移籍金を獲れるうちに放出する構えを見せている。尚、アーセナルは、同選手獲得のために1200万ポンド(約21億円)を支払う見通しだ。

 今シーズン開幕前にFWダニー・ウェルベックを獲得したアーセナルは、ユナイテッドが巨額の移籍金をかけて獲得した外国選手の存在によって出場機会を失う英国系プレーヤーたちに手を差し伸べている。

【了】

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