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イグアイン、110億円+年棒8億円のメガ取引でユーベ移籍へ。“許されざる移籍”が成立か

text by 編集部 photo by Getty Images

ゴンサロ・イグアイン
ユベントスへの加入が秒読み段階にあるFWゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】

 ナポリに所属するアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインのユベントスへの移籍がいよいよ秒読み段階に入ったようだ。23日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が報じている。

 イグアインは、前日の22日にマドリードの病院ですでにユベントスのメディカルチェックを済ませたとのこと。そして同選手は、ユベントスと年棒750万ユーロ(約8億円)で2020年までの4年契約を結ぶことで合意したようだ。

 イグアインの代理人を務める兄のニコラス氏とこれまでの経緯を知る弁護士が、マドリードで同選手と合流。マドリードとサラマンカの間にある病院でメディカルチェックを受けたとみられている。そこにはユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOとファビオ・パラティチSDも立ち会っていたようだ。

 もちろんメディカルチェック自体はもちろんナポリの許可は得ていない。しかし規定によれば、違約金が設定されてある場合には、違約金を支払うクラブならどのクラブでも選手にメディカルチェックを受けさせることができるようだ。よってユベントスは、ナポリに9473万6000ユーロ(約110億1000万円)の違約金を支払う決断をしたことになる。

 その直後に、マロッタCEOはナポリのクリスティアーノ・ジュントリSDへ最初の電話をかけたようだ。そして明日、ナポリへ違約金を支払うことを告げるようである。現在イグアインは、マドリードでユベントスからイタリア入りするための承諾を待っているようだ。到着は来週の火曜日か水曜日になるとみられているようである。

 昨季セリエA2位ナポリから首位ユベントスへの電撃移籍というだけでなく、ユベントスを敵対視しているナポリファンにとっては“あってはならない移籍”だ。エースの衝撃的なビッグディールによって両クラブの間に遺恨が残ることは確実といえるだろう。

【了】

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