ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOが今夏の移籍市場について語った。17日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

　悲願のチャンピオンズリーグ制覇に向けてユベントスは今夏に大型補強を決行。そこで、3日後にセリエAの開幕を控えた同日、マロッタCEOがチームの現状について口を開いた。

　ユベントスは、先日マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したMFポール・ポグバの代役を探しているとみられている。現在インテルに所属するMFマルセロ・ブロゾビッチの獲得が報じられているが、同CEOはその可能性を否定した。

　同CEOは、「我々が目標としていた選手は獲得し、チームは95％完成したよ。後は1名のMFだけが足りない」と現状を告白。そして、「名前は出さないけれど、できるだけ早くチームを完成させたい」と今後の補強について語った。

　その一方で、昨季に期限付き移籍したチェルシーに所属するMFフアン・クアドラードについて、「彼は環境を知っているから戻って来てくれれば嬉しいね。チェルシーが交渉する気があれば、我々はその準備ができている」と復帰の可能性を示唆している。

　と同時に、余剰戦力の整理もしなければならない。同CEOは、ワトフォードへの移籍が囁かれるMFロベルト・ペレイラについて「48時間以内に成立するだろう」と明かすと、交渉が決断したFWシモーネ・ザザについて「新たなオファーが届けば」と放出を示唆。反対に、MFマリオ・レミナとMFクワドォー・アサモアの売却の可能性を否定した。

　移籍市場終了日まで残り2週間。チームを完成させる最後の駒が誰になるのかに注目が集まりそうだ。

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