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「メッシは最良の決断をしてくれた」盟友の代表続行を喜ぶマスチェラーノ

text by 編集部 photo by Getty Images

ハビエル・マスチェラーノ
アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノ【写真:Getty Images】

 アルゼンチン代表のハビエル・マスチェラーノは、FWリオネル・メッシが代表続行を宣言したことに喜びを示した。31日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 9月1日にウルグアイ、6日にベネズエラとのワールドカップ予選が控えているアルゼンチン代表。会見に臨んだ、チームの要マスチェラーノは「メッシが最良の決断をしてくれた。彼が代表でのプレーをやめるなんて残念なことだろう。それは、彼にとってもだし、サッカーを愛する人たちにとってもだ」とエースの代表続行を喜んでいる。

 また、主要国際大会の決勝で3連敗中であることには「3連続でファイナルに行けたのだから、この2年は良かったのだ」と前向きに捉え、「サッカーというスポーツのいいところは、失望の度に立ち上がり、前を向けることなのだ、タイトルを勝ち獲りたいという気持ちを持ち続けているのだから、それは失敗でも、負け犬でもないのだ」と続ける。

 また、先のコパ・アメリカ・センテナリオでの敗退後に代表監督を辞任したヘラルド・マルティーノ監督について「目標を達成できなかったという以上のことがあったと思う。代表が率いるに値しないものと思っていたのだろう。サッカー以外のことで監督が去るというのは悲しいことだ」と代表を取り巻く環境の混迷ぶりを嘆いた。

 コパ・アメリカ後にはアルゼンチンサッカー界の醜態を世界にさらしてしまった。そんな状況の中、再びエースは戻ってきた。暗い話題が続く中で、最高に明るいニュースである。南米予選は現在3位、ここからアルゼンチンの逆襲が始まるか。

【了】

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