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大晦日の夕方に続いて1月2日の午後。クロップが”超過密日程”に不満

text by 編集部 photo by Getty Images

ユルゲン・クロップ
リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、年末年始に設定されたプレミアリーグの試合日程に異論を唱えている。14日付の英『テレグラフ』など複数紙が伝えた。

 14日には、年末年始の時期のリバプールの試合スケジュールがテレビ放映の都合に合わせて変更されることが発表された。これにより、リバプールは大晦日の12月31日に現地時間17時30分からマンチェスター・シティとのホームゲームを戦ったあと、2日後の1月2日には15時からアウェイでサンダーランドと対戦するという過密日程となる。

「マンチェスター・シティ戦とサンダーランド戦の間には48時間もない。面白い考えだね。移動も含めて48時間未満なんて信じられないよ」とユルゲン・クロップ監督は、この発表に呆れ返るしかない様子。「何かできるかどうかは分からないが、サンダーランド戦を別の時間にできないかどうか」とスケジュール再設定を働きかける可能性を示唆した。

 昨シーズン途中からリバプールで指揮を執り始めたクロップ監督は、他国とは異なりクリスマスや年末年始の時期にも試合を行うイギリス特有の日程に戸惑う様子も見せてきたが、「伝統は100%理解できる」と英国文化を尊重。「ボクシング・デイ(12月26日)に試合をするのが良くないなんて言うつもりはない。クリスマスではあるが気に入っている。プレミアリーグの外にいた頃にはそういう試合を見ていたからね」と理解を示している。

 だが、バカンスの時期に試合を行うことは問題ないとしても、過密日程は別問題。「2日間の間隔で試合をするというのはどうだろうか? 別の可能性があるべきだよ」と主張した。

 いずれにしても、当面は目の前の試合に集中しなければならない。公式戦5連勝中と好調なリバプールは、現地時間17日に行われるプレミアリーグ第8節の試合でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

【了】

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