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バートンに騙されるな ~プレミアきっての問題児の実像~

今季、QPRからフランスのマルセイユに移籍したMFジョーイ・バートン。過去に何度も問題(ときに犯罪)行動を起こし、プレミアきっての問題児として知られている。その一方で、哲学者の言葉を引用したツイートをするなど、高尚な一面も見せる。一体、本当の彼はどんな人間なのか? つかみどころがないバートンの実像に迫る。

text by 田邊雅之 photo by Kazuhito Yamada

【欧州サッカー批評6】掲載


2011-12シーズン最終節、テベスに肘打ちを食らわせ一発退場となったバートン【写真:山田一仁】

【バートンの主な問題行動】
2003年12月 チームメートのジェイミー・タンディがスーツに火を付けたのに腹を立て、タバコの火を目に押し付ける。6週間の給料没収。
2005年5月 運転中にリバプールサポーターと接触。足を折る。
2005年7月 バンコクのホテルでエバートンサポーターの少年から蹴られると報復。強制送還される。
2006年9月 エバートンサポーターの野次にパンツを下ろし、尻を出して応戦。FA から罰金4400万円。
2007年3月 リバプールでタクシー運転手に暴行。しかしこれは無罪。
2007年5月 チームメートのウスマーヌ・ダボの顔面を何度も殴打。執行猶予4年、3000ポンドの罰金、地域奉仕200時間。
2007年12月 口論となった16歳の少年を約20発殴る。禁固6ヶ月。
2008年10月 サンダーランドとのタイン・ウェア・ダービーで飛んできたコインを客席に投げ返す。
2009年1月 無免許運転。
2010年11月 ブラックバーン戦。ペデルセンのみぞおちにパンチ。
2012年5月 最終節のシティ戦。テベスに肘打ちし、アグエロには膝蹴り。さらにコンパニには頭突き。12試合の出場停止。

なお、これらの問題行動はごく一部である。

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