停滞した攻撃にリズムをもたらした中村憲剛。ヨルダン戦に向けたオプションになるか?

22日のカナダ戦、日本は2-1で勝利したが、課題も多く見つかった。トップ下に香川が入った布陣ではあまり攻撃が機能せず、本田不在の影響を色濃く感じさせた。では、一体なぜ香川を活かせなかったのか。現地取材をする記者が徹底分析する。

2013年03月23日(Sat)20時29分配信

text by 河治良幸 photo Kenzaburo Matsuoka
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カナダの戦い方にはめられた日本

 カナダ代表を相手に前半から苦しめられた日本だが、カウンターから岡崎のゴールで先制点を奪った。CKからのヘッドで同点とされたものの、後半の途中からチャンスを増やして、酒井高のクロスをゴール前で香川が触り、ファーのハーフナーが蹴り込む形で勝ち越し、2-1で勝利をおさめた。

 ただ、試合内容としてはヨルダン戦に向けての課題が出た。

「準備という意識が強すぎて、もしかしたら球際などが出しにくかったというのはある。こういう試合をしてまたピリッとW杯予選に向けて行ける意味ではいい反省になった」と岡崎が語る様に、メンタル的な問題はW杯予選のヨルダン戦でガラっと変わると期待できる。


戦術的な課題が浮かび上がった【写真:松岡健三郎】

 だが、“本田が不在”という状況の中で「フィジカルが強く、球際も激しく来ていた」(ザッケローニ監督)相手に対する、いくつか戦術的な課題が浮かび上がった試合でもあった。

 特に前半はカナダの高い位置からコンパクトにプレッシャーをかけ、ボールを持てば中盤から何度かパスを交換してから3トップにロングボールを当てる戦い方にはめられた。

 後手に回った日本はザッケローニ監督の言う“リズムが良く回転数の高い攻撃”ができなかった。その流れに飲まれ、本田に代わりトップ下で先発した香川も存在をほぼ消されてしまったのだ。

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