【長友不在の影響は?】インテル守備崩壊の真実

2013年04月08日(Mon)20時52分配信

text by 神尾光臣 photo Kazuhito Yamada
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攻撃では評価できるストラマッチョーニ監督の手腕

 さてそのアタランタ戦だが、インテルはまたホームで負けた。しかも一旦3?1とリードを拡げながら、逆転を許して3?4で破れるという醜態。前線に故障者が多く、そこをなんとか機能させて点を取れば、今度は守備が崩壊する。一体、インテルに何が起こっているのだろうか。

 攻撃に関しては、この台所事情で良くやっているというより、むしろストラマッチョーニ監督の手腕を評価するべきだろう。キーポイントは、18歳の新星コバチッチをレジスタとして起用した勇気にあった。

 彼が中盤の底でパスをスピーディかつ的確に散らすことで、敵の陣形も拡がり、カッサーノやパラシオが活きるスペースが前線に出来るようになった。もっともサンプドリア戦ではパラシオが、そしてアタランタ戦でカッサーノが故障してしまったが、その恩恵は他のアタッカーにも引き継がれる。特にアルバレスが2ゴールと覚醒したことは、その事実を如実に物語る。

 その一方で、守備においてのインプルーブ(改善)はなかった。中盤より前の選手に守備の意識が薄いのは相変わらずで、簡単にパスを回されて数的不利のDFラインを攻略されるというお決まりのパターン。

 アタランタ戦でもリバヤ投入後に、ペレイラの裏で起点を作られるようになってからは一気に振り回された。長友がいる時には「彼が攻撃参加でスペースを空けすぎる」と批判の対象になっていたが、彼がいる、いないに関わらず状況に変わりはない。

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