必然だったバルサの苦戦。攻撃が停滞する要因は何か?

リーグは優勝確実、CLも準決勝に進出しているが、今ひとつ昨季のような強さを取り戻せていないバルセロナ。単なるコンディションによるものと言われたが果たしてそれだけなのか? また日に日に強まるメッシ頼みのサッカーはバルサに何をもたらすのか?

2013年04月17日(Wed)11時17分配信

text by 北健一郎 photo Kazuhito Yamada/Kaz Photography
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メッシ投入で流れを引き寄せたPSG戦

必然だったバルサの苦戦。攻撃が停滞する要因は何か?
リオネル・メッシ【写真:山田一仁】

 パリ・サンジェルマンとの2ndレグを突破した後、“メッシ依存症”という言葉が各メディアに踊った。

 PSGとの2ndレグでメッシはバルセロナにとって文字通り“救世主”となった。PSGのバルサ対策を打ち破れず、先制点を許してCL敗退の危機に陥っていた後半、メッシはピッチに送り出された。

 怪我を抱えながらも、ボールを受ければドリブルで仕掛けていくメッシの脅威に、PSGの守備は一気に混乱する。準決勝進出を決めたペドロの同点ゴールは、メッシが3人を引きつけて前線のビジャにパスを送ったところから生まれた。もしもメッシが出ていなければ、今頃バルセロナの名前はCLから消えていたかもしれない。

 数々のタイトルをもたらしたグアルディオラ監督が退任し、ティト・ビラノバ監督の下でスタートした今シーズン。バルセロナには何の問題もないと思われていた。リーグ戦は開幕から絶好調、ライバルのレアル・マドリーがもたついたこともあって、早々と独走態勢を築いた。

 その中心にいたのがメッシだ。昨季はリーグ戦で50ゴールを挙げたが、今季はそれを上回る1試合1得点以上のペースでゴールを量産し、バルセロナを勝利に導いていった。グアルディオラがいなくなってもバルセロナの黄金時代は続く。誰もがそう思っただろう。

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