コンフェデモードに入ったブラジル。イングランド戦で超攻撃的ダブルボランチが見せた弱点とは?

2日、ブラジル代表はイングランド代表と親善試合を行った。聖地マラカナンスタジアムでの試合は2-2の引き分け。押し気味に試合を進めたブラジルだが、隙も見せた。日本が戦う上でのヒントがそこにあるかもしれない。

2013年06月06日(Thu)12時05分配信

text by 下薗昌記 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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本気モードに入ったブラジル

 コンフェデレーションズカップに向けて、サッカー王国が本格始動を開始した。

 コンフェデ杯と来年のブラジル大会の決勝の舞台となる「聖地」マラカナンスタジアムで2日、ブラジルはイングランドとの親善試合に挑んだ。

「王国」対「母国」の顔合わせは、すでに今年2月、ウェンブリーで実現済み。スコラーリ監督の再就任初戦となったこの1戦は1対2で敗北を喫していた。

「このチームの95%がコンフェデ杯に臨む」と指揮官が前日会見で話したように、改装を終えたばかりのマラカナンのピッチに送り出されたのは日本戦以降の戦いを見据えたほぼベストメンバーだ。

 左SBのフィリペ・ルイスとボランチのルイス・グスターヴォ、そして2列目の左に配置されたフッキ以外はコンフェデ杯でもレギュラー当確と言える顔ぶれで、システムはフレッジを1トップに配置する4-2-3-1。

 2月の就任以降、国内組で挑んだボリビアに4対0で快勝した以外は、イングランドやイタリアなどに1敗3分けと低調だったカナリア軍団。シーズンを終えたばかりで、コンディション的に優れていないイングランド相手とは言え、前半ブラジルはスコラーリ体制下で最高のサッカーを見せる。

 攻撃を牽引したのは翌日にバルセロナでのお披露目が待っているネイマール。サントスとブラジル代表で代名詞だったはずの背番号11でなく、自ら背番号10を望んだ天才アタッカーは得意の左サイドでなく、中央で輝きを放つ。

 21分にはパウリーニョの縦パスを落としたフレッジとのコンビでネイマールが決定機を作り出す。マラカナンではかつてペレ、そしてジーコが王国のエースナンバーを背負って躍動したが、2010年の代表デビュー以来最高のパフォーマンスに近いと言っても過言ではないものだった。

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