ヌルい環境が日本代表をダメにする。メディアとファンに求められる“正しく批判”する姿勢

コンフェデで日本は何を学んだのか? 結果は惨敗に終わってしまったが、収穫は大きい。大会期間中、日本代表を中心に取材した2人のジャーナリストが対談し、W杯までの課題を検証する。今後の日本サッカーを左右する上で重要なメディアとファンの姿勢はどうあるべきか?

2013年07月04日(Thu)11時31分配信

text by 北健一郎 photo Kenzaburo Matsuoka,Asuka Kudo / Football Channel
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吉田麻也に厳しい論調で書いた理由

吉田麻也
吉田麻也【写真:松岡健三郎】

 河治さんと話したいなと思ったのは日本代表を取り巻くメディアやファンの環境なんです。今回、コンフェデを取材していて感じたのはダメなプレーがあったときに、ダメだとハッキリと言えない空気があるのかなと。

河治 それはありますね。良いときは良いって言えるのだけど、悪いときは黙ってしまう。もしくは、ぼかしてしまう。

 サッカーは11人でやる団体スポーツです。でも一方で個人スポーツの側面もあるし、一つのミスによって試合が決まってしまうことがあるのも事実。

 僕はフットボールチャンネルで吉田麻也がイタリア戦で相手と入れ替わられてしまったミスを取り上げて、「吉田麻也を“敗因”にするべき理由」(6/21掲載)と書いたんですが、ダメなプレーはダメだと言うことが日本には足りていないんじゃないかと感じたからなんです。

 吉田を外したほうがいいとかではなく、センターバックという責任のあるポジションで、ああいう致命的なミスをすることの重みをツイッターやブログではなくメディアでしっかり書くべきだと思った。

河治 吉田麻也に関して言うと、コンフェデにおけるパフォーマンスの悪さは否定のしようもないものだった。もしかするとコンディション面でやりたくてもやれない状態だったのかもしれない。

 それでもピッチに立った以上は結果を求めてやるのが選手の仕事。ダメなら他の選手が出たほうがいい。もちろん、自分から「良いプレーができないから出れません」とは言いづらいのが選手の立場だけど。

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