西野朗が中国戦を徹底分析「守備は課題がまったく改善されていない。柿谷は次戦も見たい選手」

東アジア杯を戦う日本代表。エキスパートはどう見たのか? J1での監督経験豊富な西野朗氏が中国戦を分析する。

2013年07月23日(Tue)14時39分配信

text by 編集部 photo Kenzaburo Matsuoka
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チームとしては中国の方が上

西野朗が中国戦を徹底分析「守備は課題がまったく改善されていない。柿谷は次戦も見たい選手」
西野朗氏【写真:松岡健三郎】

――中国戦は途中2点のリードをしながら追いつかれ、3-3の引き分け。残念な結果となりました。

「全体的に若い選手が多い中で、個人の力への期待はあった。ザッケローニ監督もそこをチェックしたいと思っていたはず。もう少しアグレッシブに、個の主張が出ると僕は思っていた。

 コンビプレーの部分はグループとして成立していないと難しい。微妙に合っていないと感じた。後半は始まって15分くらいまではいいプレーを出来ていたが、全体的に見ると個人としてやりたいこと、チームとしてやらせたいことが出来なかったと思う。チームで見れば、中国の方が出来上がっていた」

――3失点。守備陣は課題を残したのではないでしょうか?

「チームはガラッと変わったけど、コンフェデの反省をザッケローニ監督は浸透させたと思う。ただ、空中戦では制空権をとられ、試合の入り方も相変わらず悪い。守備への意識はやはり改善されていなかった。簡単にCKやPKを与えてしまうのも問題。

 変な気負いがあったのか、不要なファウルが多かった。その延長が大事なエリアでも出てしまった。一対一の弱さはあったし、お互いの距離感も悪かった。ボックスの中の対応もお粗末だし、カバーリングも出来ていなかった。合流して間もないのは考慮すべき点だが、残念だった。もっと出来るはず。

 数少ない良かった点をあげれば、時間帯によっては前線からのプレスがしっかり出来ていたこと。それと、槙野(智章)のコーチング。かなり大きな声を出していて、ラインを統率しようという気持ちは感じたね」

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