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大物加入は逆にプラスに? マンUの補強戦略から読む新シーズンのスタイルと香川の使い方

新シーズン、マンチェスター・ユナイテッドはどのようなスタイルになるのだろうか。それには当然、今夏の補強戦略が絡んでくる。誰が獲得できるのか、それによって戦術も変わってくるだろう。もちろん香川の使い方もそこに影響される。

text by 内藤秀明 photo by Asuka Kudo / Football Channel

セスクがマンチェスター・ユナイテッドに?

 オフシーズン、多くのプレミアファンの方々が移籍系のニュースをチェックしているのではないか。さらにその中でも日本の一部のファンの方々は、日本語に翻訳されるのが待ちきれないと、英国サイトもお気に入りに加え、「ソースはThe Sunかよ…」「BBCでも報道された。確定は近い」等と、移籍の噂に振り回され、一喜一憂しつつもオフシーズンの移籍ゴシップを堪能していることだろう。

モイーズ監督
モイーズ監督【写真:工藤明日香(フットボールチャンネル)】

 さて、一週間ほど前、その信憑性が比較的高い『BBC』でマンチェスター・ユナイテッドが2500万ポンド(約37億円)でバルセロナのセスク・ファブレガスにオファーを出したと報じられた。そして、モイーズ監督自身もセスクにオファーを出したことを認めている。

 マンチェスター・ユナイテッドがセスク獲得に本腰を入れているというのはどうやら事実らしい。では、もしセスクがマンチェスター・ユナイテッドに移籍してきたとして、トップ下やセントラルMFが出来るこのスペイン代表は、単純に昨シーズン限りで引退したスコールズの代わりなのか。もしくは違う役割を担うことになるのか。

 違う役割の場合、マンチェスター・ユナイテッドはどうなっていくのか。ルーニーの去就や、この夏獲得が噂されているフェライニの話も交えながら検証していきたい。

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