未だ謎多きベルデニック監督解任劇。“一体感”なき大宮が問われるクラブとしての資質

2013年08月18日(日)15時53分配信

text by 上野直彦 photo Asuka Kudo / Football Channel
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問われるクラブのマネジメント力

 会見は1時間以上行われたが、明確になった部分とそうでない部分など説明不足は否めず、多くの記者から不満が漏れた。クラブは2季連続でのシーズン中の監督交代には見通しの甘さを認めたが、そこは真摯に受け止めなければならないだろう。「2度あることは…」だけは絶対に避けたい。

 また会見で明らかになったのは、記者から最も質問が多かったフロントの責任問題。監督とコーチの間を調整するのは強化部を含めたフロントの仕事である。鈴木社長の会見後の岡本GMの会見でも「その部分の責任は感じています」と釈明。

 いま最も問われているのは大宮のマネジメント力なのかもしれない。05年の昇格以降、毎年のように残留争い繰り返してきた大宮。組織として、次の段階への脱皮が急がれる。

 そして今回の交代劇で感じたのは、外国人監督へのケアやコミュニケーションの難しさだ。これは鹿島アントラーズが成功例だが、他のクラブでも最も注意をはかっている部分。ましてベルデニック監督はそのあだ名「プロフェッサー」の通り、厳格な学者肌タイプ。もっと細かなケアやコミュニケーション必要だったのかもしれない。

 もしかしたら、クラブとベルデニック氏の間に入っていたのが小倉TDだったのかもしれない。今とはなってはどうしようもないが、このあたりも今後に生かしてほしい。

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