未だ謎多きベルデニック監督解任劇。“一体感”なき大宮が問われるクラブとしての資質

電撃的な監督交代から約一週間。荒治療を敢行した大宮だったが最初のリーグ戦を落としてしまった。そもそもなぜこのタイミングでの解任劇だったのか。フロント、選手たちのコメントから検証する。

2013年08月18日(Sun)15時53分配信

text by 上野直彦 photo Asuka Kudo / Football Channel
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ついに6連敗…。大宮に脱出口はあるのだろうか。

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電撃的に解任された大宮・ベルデニック監督【写真:工藤明日香】

 衝撃的なベルデニック監督交代が発表された8月11日、約1週間が経過した17日に大宮は岡本武行GM兼ヘッドコーチの下、アウェイでの鳥栖戦を戦った。選手たちもメンタル面で難しい部分があるにも関わらず、全員で意思統一して試合に臨んだ。

 しかし、試合はチョ・ヨンチョルによるゴールで先制点が生まれたものの2-1で逆転負け、ついに6連敗。今季、先制点を奪えば勝利か引き分けだったのだが、その神話も崩れてしまった。

「今日は苦しい中で選手は本当に一生懸命戦ってくれた」と岡本ヘッドコーチ。また試合前、誰よりもこの試合に賭ける意気込みを話してくれたノヴァコヴィッチは、「チームは、私が昨年来日した時に戻ってしまっている…」と落胆の色を隠せなかった。負のスパイラルが止まらない大宮、はたして脱出口はあるのだろうか。

 監督交代となったベルデニック氏は、昨年6月に成績不振で解任された鈴木淳監督の後任として就任。守備を立て直し残留争いからチームを救った。また今季は7連勝と勝ち点を重ね、チームを初の首位へと導く。今年5月には64歳を迎えたJリーグ最年長の名将、サポーターや記者から誕生日をお祝いされるなど、人気の高い監督でもあった。

 13日、大宮アルディージャの鈴木茂社長は会見を行った。連敗中とはいえリーグ上位の成績で、しかもシーズン中の監督交代は異例。クラブのHPでは「一体感が保てなくなった」と語った鈴木社長、その言葉の真意とは何だったのだろうか。

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