Jリーグ勢唯一の生き残り。柏レイソルはACLベスト8をどう戦うべきか?

ACLのベスト8が本日行われる。Jリーグから唯一残っているのが柏レイソルだ。中東のクラブ、アルシャバブとの対戦となるベスト8を柏はどう戦うべきなのか?

2013年08月21日(Wed)10時41分配信

text by 鈴木潤 photo Kenzaburo Matsuoka
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アルシャバブのスタイルとは?

 準々決勝で相まみえるサウジアラビアのアルシャバブは5月と比べ、前線のメンバーに入れ替えがあった。

 今季のACLで3ゴールずつを挙げ、重要な得点源だったナシル・アルシャムラニとセバスティアン・タグリアブエを放出し、代わりにサウジアラビア代表FWのナイフ・ハザジ、コロンビア代表MFのマクネリー・トーレス、コリチーバからブラジル人MFラフィーニャを加え、攻撃力はさらにアップした印象がある。

 堅い守りから、前線のタレントが縦に速い攻撃を仕掛け一気に相手ゴールを陥れる。アルシャバブはそんなスタイルを持つ。

 先ほど“堅い守り”と表現したように、アルシャバブのここまでのACL8試合で6失点と数字上では1試合の平均失点は1点を下回る。だがグループリーグで対戦したアルジャイシュには0-3で敗れており、また、その他の試合では相手のミスに助けられはしたが、組織のバランスが崩れたところで攻撃を浴びるなど、時に脆さも覗かせる。守備力が高いのは確かだが、その反面突破口はある。

 おそらくJリーグの対戦相手のように攻守においてシステマチックな戦いを敷くのではなく、個々の身体能力に委ねる傾向の強い中東勢だけに付け入るスペースは発生しやすい。その分、柏が攻め込む時間帯は多くなると見ている。

 ただ、柏が苦しめられるとしたら東アジアとは異なるアラブ系選手のリーチの長さや、身体能力の高さに有無を言わせた寄せの速さに負け、シュート、クロス、パスの精度が微妙に狂わされ、最後のトドメとなる一撃を食らわせられずに時間が過ぎていくということだ。

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