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日本代表 11年前

シュートゼロ、不完全燃焼の香川「シュートを打ててない自分に腹立たしい。ムカついてる」

3-0と快勝したグアテマラ戦。まずまずの動き、キレを見せた香川真司だったが、本人は不満を持っている。チャンスはつくったが、シュートはゼロ。試合後のコメントからは反省点ばかりを口にした。

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

フェライニ加入も「やりがいある」

 デビッド・モイーズ監督が指揮を執り始めた今シーズン開幕以降、マンチェスター・ユナイテッドで出場機会に恵まれていない香川真司。2010年にセレッソ大阪からボルシア・ドルトムントへ移籍し、欧州でのキャリアをスタートさせて以来、公式戦からこれだけ遠ざかった状態で日本代表に合流するのは初めてかもしれない。

 ザッケローニ監督も「香川と吉田、長谷部はクラブで試合に出ていないので、2試合目でいいプレーをするために1試合目に出す必要がある」と試合前に強調するなど、香川を含めたクラブで試合勘が不足している主力組のコンディションを気にしていた。

「とりあえず開幕から出てないけど、ユナイテッドでは個人的な練習はしていますし、今の自分の状況に合わせてトレーニングはやっています。僕はやることは変わらないし、新監督のもとしっかりプレーするだけ。向こうに帰ってから弾みがつくように、今回の代表では2試合とも結果を残せるように頑張りたい」と彼は決意のほどを静かに語った。

 日本へ帰国する直前、夏の移籍市場締切ギリギリにモイーズ監督の秘蔵っ子といわれるフェライニがエバートンから移籍。ユナイテッドでのポジション争いは一層厳しさを増した。

「それは当たり前のことなんで、やりがいがあるんじゃないかと思いますけど」と香川は努めて冷静に振る舞っていたが、心中は穏やかではないはず。とにかく今は日本代表でゴールに絡む仕事を数多く見せ、いいアピールをしたかった。

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