“早熟の天才”宇佐美貴史は古巣ガンバで輝きを取り戻せるか

ドイツで志半ばに終わり、帰国した宇佐美貴史。だが、それを引きずることなく、ガンバでは活躍を見せている。「天才」と称された男は、再び輝くために自ら課題に向き合い、そしてチームの勝利に貢献しようとしている。

2013年09月23日(月)14時58分配信

text by 元川悦子 photo Asuka Kudo / Football Channel
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「残り試合は全部勝つのが目標」

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宇佐美貴史【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 バイエルン・ミュンヘンで11-12シーズンのCL決勝のベンチ入りを果たしながら、昨季のホッフェンハイムでは不完全燃焼に終わり、契約延長が叶わなかった宇佐美貴史。

 今夏から古巣・ガンバ大阪に復帰し、7月22日のヴィッセル神戸とのJ2デビュー戦でいきなり2ゴールをマークするなど、格の違いを見せつけた。その後もコンスタントに得点を重ね、9月15日の水戸ホーリーホック戦までの9試合9ゴールと確実に結果を残してきた。

「日本に帰ってきたからといって、Jの頭に切り替えたということはないです。ヨーロッパの感覚のままじゃないと、向こうでやってた意味がないと思うし。ホッフェンハイムでは昨季終盤に監督もスタイルも変わってチーム状態もすごく不安定で、練習でよくても使ってもらえる雰囲気じゃなかった。

 自分としてはブレずにやってればできると分かっていても出れないのは辛かったですね。でもそういう難しさの中でやれたのはよかった。その経験を生かさないと意味がないですから。

 ドイツはいい意味で激しいしガツガツしてた。そういうプレッシャーっていうのは、ブンデスはプレミアの次くらいの激しさがある。だから今はある程度プレッシャーに来られてもボールを取られる気がしない。フィニッシュの精度も上がっていると思います。

 長距離のシュートを外から打ってる入る自信はありますし、手ごたえを感じてる部分はあります。自分が入って残り11試合は全部勝つのが目標。得点もできるだけ取りたいです。引いて守ってくる相手をどう崩すかっていうのはアイディアも必要になってくるし、1人でブロックを崩せるほど甘くない。

 それでも点を取れてるってことは、アイディアだったり決定機を決めきれたりってのがあるからだと思います」と宇佐美はドイツで2年間かけて手に入れたものをJ2の舞台で出しきろうと懸命にトライしている。

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