フィオレンティーナに警戒されていた長友。“攻撃へのスイッチ”はいつ入ったのか?

上位対決となったフィオレンティーナ戦に逆転勝利したインテル。途中までイニシアチブを握られ、先制を許す苦しい試合を制した要因はどこにあるのか?

2013年09月28日(Sat)10時51分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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徹底していたフィオレンティーナの守備組織

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長友佑都に対しても例外はなくプレスを掛け攻撃を阻止した【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 熱い上位対決だった。フィオレンティーナと対峙したインテルには、明らかにユベントス戦よりも苦労している印象があった。

 中盤にテクニシャンが揃い、イタリアでは異色のポゼッションサッカーを展開する彼らだが、組織守備も勤勉にこなす。アンカーのアンブロジーニを軸とし、各々の選手が勤勉にスペースを閉め、またプレスを掛けてインテルの攻撃を阻む。

 長友に対しても例外ではなかった。いや、右のジョナタンとともにサイド攻撃の要として、十分に警戒されていたのだ。開始49秒にして左から中へ切り込み、ミドルシュートを枠に放つ。しかしその後、周到に練られた相手の組織守備によって、攻撃面ではなかなかイニシアチブを握らせてもらえなかった。

 左にパスを展開しようと思えば、ビルドアップの元であるファン・ジェズスにプレスが懸かり、パスコースが限定される。インサイドMFのタイデルがボールを持った際にも、厳しいチェックが入る。

 そして長友に対しては、攻撃的なホアキンまでもがサイドに下がって、2枚でスペースを消してくるのだ。こうなると、ウイングバックを高い位置で走らせることが出来なくなる。

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