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代表での“切り替え”を図りたい清武と長谷部。2人の日本代表が語るニュルンベルク絶不調の原因

ニュルンベルクが絶不調に陥っている。6日の試合ではホームで5失点の大敗、順位も16位となっている。日本代表の清武弘嗣と長谷部誠はこの状況をどうとらえているのか。2人に話を聞いた。

text by 元川悦子 photo by Ryota Harada

集中力切れ、5失点で大敗

 今季開幕のホッフェンハイム戦から未勝利が続き、夏の移籍期限ギリギリの8月末にドイツ・ブンデスリーガでの経験豊富な長谷部誠をヴォルフスブルクから緊急補強したニュルンベルク。しかし、その後の立て直しも遅々として進まず、9月末まで勝ち星のない状態がズルズルと続いてしまった。

 そんな彼らにとって6日のホーム・ハンブルガーSV戦は低迷脱出の絶好のチャンスだった。ハンブルガーSVも今季は下位に沈み、前オランダ代表監督のベルト・ファンマルヴァイク監督を招聘したばかり。チーム状態が落ち着かない相手だけに、ここで勝って今後に弾みをつけたかった。

 ところが、前半のうちにファンデルファールトに先制点を奪われると、後半17分には長谷部のパスミスからカウンターを仕掛けられて2点目を献上。この失点でチーム全体の集中が切れた。

 ミスが続いてラソッガにハットトリックを決められた挙句、GKシェーファーのミスパスを拾ったアルスランに5点目を奪われ万事休す。まさに自滅から0-5の大敗を喫した。ミヒャエル・ビージンガー監督の更迭も現実味を帯びてきたと言われるだけに、清武弘嗣と長谷部の胸中も穏やかではないだろう。

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