日本代表の弱点克服にオシムが提言「イブラヒモビッチやドログバと日本の女性を結婚させてみてはどうだ」

10月8日に放送されたTBS「スーパーサッカー」の4週連続企画の最終回、『オシム、日本代表を語る。』の内容を全文書き起こしで紹介したい。

2013年10月15日(Tue)6時00分配信

text by 編集部
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日本代表の弱点克服にオシムが提言「イブラヒモビッチやドログバと日本の女性を結婚させてみてはどうだ」
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 10月8日に放送されたTBS「スーパーサッカー」の4週連続企画の最終回、『オシム、日本代表を語る。』の内容を全文書き起こしで紹介したい。

 冒頭、オシムが現状の日本代表について印象を語った。
 
「日本代表は進化している。かつての守備的なサッカーではなく、自らボールを動かしてプレーしている。ファンタスティックだ」
 
「W杯では2つのポジションがすでに決まっている。長友と内田だ。2人とも技術はもちろんだが走力に優れている。とても偉大なことだ。それに彼らは強豪クラブでプレーしている。これからも進化し続けるだろう。今はまだ2人でダニエウ・アウべス1人分だがね」
 
 両サイドバックに高い評価を与えるオシム。だが、ザックジャパンのダブルエースである本田と香川には厳しい提言を呈している。

「本田は自分がすべてを背負っているかのようにプレーしている。若すぎるせいかもしれない。自分で何とかしようとすることは良いことだ。ただやりすぎてはいけない。

 香川は調子を落としている。原因は疲れだろう。クラブでのポジション争いで消耗している。ドルトムントでは最高のプレーをしていたが大きな何かが失われてしまった。だが彼はきっと大丈夫だ。復活したらさらに輝きを増すはずだ。天国に行く経験はなかなかできないが、地獄から帰ってくるのも貴重な経験だ」

 ではオシムが考える、日本がW杯で躍進するためのキーマンは誰なのだろうか。

「長谷部、遠藤、今野。日本の躍進の鍵を握っているのは彼らだ」

 オシムはこの3人に克服してほしい課題があるという。

「DFのスピード不足が問題だ。最終ラインだけでなく、中盤にも早い選手がいなければ守れない。この3人がもっとスピードを磨かなければ素早いカウンターを防ぎ切れない。守備的中盤、それが現代サッカーのキーポジションなのだから」

 続いてオシムが触れたのは、1トップで頭角を現しつつある柿谷選手について。

「それにしてもセレッソはいい選手を育てる。柿谷は常に油断できないFWだ。ボールの扱い方を知っている。FWの理想は体が強くキープ力があってシュートだけでなく仲間を生かす技術も兼ね備えていることだ。イブラヒモビッチやドログバと日本の女性を結婚させてみてはどうだ」

 ここで番組は、今後のザックジャパンの強化日程を紹介。今年はあと4戦。アウェーで強豪との試合が組まれている。

10月11日VSセルビア
10月15日VSベラルーシ
11月16日VSオランダ
11月19日VS未定

 W杯まであと8カ月を切った。今後、日本代表がやるべきこととは何か。

「アウェーでの試合は良い経験になるだろう。ポイントは勝つ習慣を身につけることだ。自信は、勝利からしか得られない。強豪相手に勝つことですべてが変わっていく」

 最後に番組は次の質問をオシムにぶつけて締めくくった。

 あなたにとってサッカーとは――。

「時間泥棒だね(ニヤリと微笑むオシム)。人生のすべてをサッカーに使ってしまったよ」

【了】

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