「『お前らアジアだろ』って言葉を覆したかった」

「シャルケでやっていても、ファルファンなんかワールドカップ出るのが厳しくなっていますし、スペイン人でいい選手がいても代表にかすりもしない。僕らだけじゃなくて向こうも思うところはいろいろあるでしょうね。

　ヨーロッパのチームとやれば、日本はワールドカップが決まっているチームっていう目でどこも見てきますし、だからこそ恥ずかしいゲームはできないと思ったし、『お前らアジアだろ』って言葉を覆したかった。そういうのは結果を出していかないと自信にもつながりませんからね」と彼は改めて勝利の重要性を強調した。

　2013年に入ってからザックジャパンはヨルダン、ブルガリア、ブラジル、イタリア、メキシコ、ウルグアイ、セルビアと7試合も負けている。

　6月のコンフェデレーションズカップの3試合は格上ではあったが、今回の10月2連戦で戦うセルビア、ベラルーシといったほぼ同格の相手から勝ち点が取れなければ、8カ月後に迫ったブラジルワールドカップでのベスト16進出は相当難しい。今、チームには重苦しい空気が漂いつつあるが、内田は「まだまだ大丈夫」と悲観的な見方を制した。