パレスチナ問題、日韓関係から考える。サッカーは“代理戦争”の場としてふさわしいのか?

2013年10月23日(Wed)13時03分配信

text by 三浦有喜 photo Yuki Miura
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サッカーは“代理戦争”の場としてふさわしいのか

 結論として、サッカーは代理戦争として「ふさわしい」と考えた。ただし、その”条件”を定める必要がありそうだ。私が考えた条件は2つある。それぞれについて、言及していきたい。

 1つ目は、当事者が「代理戦争だ」という認識を持っていないこと。これは一見矛盾しているようにも思えるが、そうではない。戦争を含めたあらゆる争い事は対立関係があって成立する。その当事者以外の第三者が「これは代理戦争だ」と認識する分にはいいであろう。ただ、当事者自身がそういった意識を持ってやると歪みが発生してしまうように感じる。

 2つ目の条件は、誰に対するメッセージなのか、また、そのメッセージがどのような意味を持つのかを明確にしておくこと。サルサクの例で言えば、パレスチナ囚人がまだ5000人以上もイスラエルに投獄されている、という事実があることを世界中に伝えるという大きな意味を持っていた。

 その上で考えると、冒頭で取り上げた「104人のパレスチナ囚人を釈放」というニュースは、相当な人数であるかのように取り上げられているが、まだ全体の数%しか釈放されていないことが分かる。これだけを取り上げても、サルサクの行った行為は、とても意義があるものであったように感じる。

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