香川真司のチャントはレアケースだった。ブンデスリーガの応援歌の意義

現在、ブンデスリーガ2部フォルトナでフロント勤務する瀬田元吾氏。日本に緊急帰国をし、浦和で「Jリーグの理念を実現する市民の会」の講師として登場した。講義のテーマは「なぜブンデスリーガは熱狂に包まれるのか」。ドルトムントで香川真司が歌われた応援歌について語った。

2013年11月04日(Mon)6時00分配信

text by 編集部 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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香川真司のチャントはレアケースだった。ブンデスリーガの応援歌の意義
かつてドルトムントに所属した香川真司が歌われた応援歌は非常にレアケースだったという【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 ブンデスリーガ2部のフォルトナに勤務する瀬田元吾さんは、ドイツ語がわかるようになってから気づいたことがあるという。

「ブンデスリーガのサポーターたちは応援歌を歌うことで、スタジアムにとても良い雰囲気をつくってくれます。彼らの歌う応援歌というのは、基本的に自分たちのクラブを讃える歌ばかり。

 浦和レッズさんで言えば『We are Reds』ですね。とにかくクラブを讃える応援歌のバリエーションが非常に多いんです。俺たちは負けねえとか、俺たちは何年にチャンピオンになったとか、俺たちのホームで勝てるもんなら勝ってみろとか、そんな内容の歌をひたすら歌っている。

 選手個人のチャントはほとんどありません。半永久的に使えるものを長く使って謳歌しているということですね」

 だからこそ、かつてドルトムントに所属した香川真司が歌われた『カーガーワ、シンジ♪』の応援歌は非常にレアケースだったという。

「香川選手はドルトムントの8万人の大サポーターに何度も何度も歌われて応援されたわけですが、これはドイツのブンデスリーガーに対して謳う、あまりにも例外的なシーンでした。

 長い間フォルトナで働いている僕からするとかなり違和感を覚えるくらい。つまり、それだけ香川真司という存在はドルトムントの中で特別な存在だったんです。

 香川真司の歌を歌うことで、おそらく他の選手のモチベーションアップにも繋がっているんじゃないかというくらい、あの歌には力があったんじゃないかなと思いますね」

【了】

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