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長友佑都 10年前

インターセプトなんと6回。ウディネーゼ戦勝利に貢献した長友。「終盤まで落ちない運動量が僕のストロングポイント」

アウェイでのウディネーゼ戦を3-0でものにしたインテル。長友佑都は先発フル出場。プレーの質、量がまったく落ちることなく、攻守にわたって貢献した。

text by 神尾光臣 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

若手発掘に定評のあるウディネーゼ

インターセプトなんと6回。ウディネーゼ戦勝利に貢献した長友。「終盤まで落ちない運動量が僕のストロングポイント」
長友佑都は先発フル出場【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 10月のセルビアvs日本戦で、長友を抜いて先制点を演出したドゥサン・バスタはウディネーゼの所属だ。名門クルベナ・ズベズダ出身のSBはこのクラブに移籍するや、攻撃的なアウトサイドとして育てられ、能力を開花させた。

 3日のインテル戦では長友とのマッチアップに期待していたのだが、もっとも直前の試合で打撲を負い出場回避。それでも、色々な人材が出て来るのがこのクラブの恐ろしいところだ。

 好守にユーティリティの効くロベルト・ペレイラのアウトサイド起用も検討され、最終的には20歳のスイス人ウィドマーが初先発に抜擢。リヒトシュタイナーの後継者と称される期待の新人である。

 世界中にスカウトの網を拡げ、若者を発掘しては育てて売る方針を取る育成型クラブのウディネーゼ。昨シーズンの最終節で、大不振のインテルを5得点で粉砕したことも記憶に新しい。火曜日のアタランタ戦でドローを喫した後、地元メディアやファンは「ウディネーゼ相手に勝てるのか」と疑念の目を向けていた。

 しかしフタを開けてみれば、インテルは3得点で完勝。猛烈なプレスと、常に4、5人がアクションに加わる速攻で相手を寄せ付けなかった。その中で、セリエA通算100試合出場を達成した長友も好守に納得のパフォーマンスを披露していた。

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