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ミラン、またも勝てず 最下位相手にスコアレスドロー

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キエーヴォと0-0 モントリーヴォが退場に
キエーヴォと0-0 モントリーヴォが退場に【写真:goal.com】

10日に行われたセリエA第12節、キエーヴォ対ミランの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。

不振でアッレグリ監督の進退や、クラブ上層部の改革が騒がれているミラン。バロテッリが出場停止の前線は、マトリの1トップをカカーが支える形でスタートした。守備ではメクセスが4試合の出場停止を消化して復帰している。

開始からポゼッションで上回るものの、チャンスをつくれないミランは、19分にカウンターからエスティガリビアの強烈なミドルに肝を冷やされる。このピンチはGKアッビアーティのセーブでしのいだ。

キエーヴォの守備に加え、不振を象徴するような精彩を欠く攻撃に、ミランはスコアレスで前半を終える。41分のマトリのポストプレーからのポーリのシュートも枠をとらえなかった。

後半、先にチャンスをつくったのは、エスティガリビアに代えてヘテマイを投入して臨んだキエーヴォ。カウンターから、テロのシュートがアッビアーティを襲い、こぼれ球を押し込めば1点という場面をつくる。だが、リゴーニがシュートを外してしまう。

ミランは58分にカカーがミドルシュートを放つと、その1分後にエマヌエルソン、61分にもメクセスと、立て続けのシュートでゴールを目指すが、GKプッジョーニの壁を破れない。アッレグリ監督は66分、ムンタリに代えてロビーニョを投入し、1点を奪いにかかる。

カウンターからチャンスを狙うキエーヴォは、74分にヘテマイの浮き球パスにパロスキが反応。飛び出したアッビアーティを先んじて、シュートがゴールへと転がり込む。だが、パロスキがオフサイドだったとして、得点は認められなかった。

ゴールが欲しいミランは80分、途中出場のコンスタンのパスを受けたロビーニョが、巧みに3人をかわして決定的チャンスとするが、シュートはポストを直撃。こぼれ球に反応したカカーのシュートもクロスバーを越え、1点が遠い。

運にも恵まれなかったミランは83分、モントリーヴォが2枚目のイエローカードで退場に。数的不利に陥る。それでも、直後にコンスタンのクロスにマトリが合わせてあわやというチャンスにしたが、シュートはポストの横へとそれる。

終盤、カカーに代えて若手のクリスタンテも投入したミランだが、88分のロビーニョのチャンスもリゴーニにブロックされ、万事休す。アディショナルタイムにペリッシェルが退場となり、10人対10人になったものの、ミランは最後までネットを揺らせず、今季未勝利のアウェーで、最下位相手に勝ち点1を得るにとどまった。ミランはリーグ戦4試合で白星から遠ざかっている。

Goal.com

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