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アトレティコ、エル・マドリガルで勝ち点2を落とす

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ビジャレアルと1-1ドロー
ビジャレアルと1-1ドロー【写真:goal.com】

10日のリーガエスパニョーラ第13節、エル・マドリガルでのビジャレアル対アトレティコ・マドリーは1-1のドローで終了した。2位アトレティコにとって、今季のリーガで勝利を逃したのは2試合目。3位レアル・マドリーとの勝ち点差を2に縮められ、同日に試合を控える首位バルセロナには3差をつけられる可能性がある。ビジャレアルは今節も単独4位を維持した。

一昨季のエル・マドリガルでのリーガ最終節、ビジャレアルに2部降格を宣告する勝利を挙げたアトレティコ。この試合では2分に幸先よく先制に成功する。フアンフランが放ったクロスにコケが頭で合わせようとすると、ボールは競り合ったマリオに当たって枠内に収まった。

しかしビジャレアルは尻込みをすることなく、アトレティコと同等のインテンシティーを発揮。4分にはボックス内でフリーのカニがシュートを放つも、これはわずかに枠外へ。その後もブルーノ・ソリアーノ、ジョナタン・ペレイラらがチャンスを迎えるなど、シメオネ監督のチームを押し込んでいった。

対して、中盤でビジャレアルの攻勢を抑えるアトレティコは、チアゴ、ガビ、ラウール・ガルシアがイエローカードを提示されるなど、徐々に厳しい状況に追い込まれていく。シメオネ監督は62分にR・ガルシアに代えて負傷明けのアルダ・トゥランを投入するも、流れを変えることはかなわなかった。

そして75分、アトレティコが同点に追いつかれる。右サイドのペルベトの内切れ込む動きで、警告を受けるチアゴの対応が軽くボックス内への侵入を許す。フランス人MFはアルデルヴァイレルトのマークを受けながら、ボックス内右深くまで入り込んでクロス。ニアサイドのイケチュク・ウチェがこれを押し込もうとし、その背後に位置するフアンフランの伸ばした右足が、ボールを枠内に導いた。

シメオネ監督はその後、インフルエンザから回復したばかりのジエゴ・コスタに代えてアドリアンをピッチに立たせる。88分にはボックス内のビジャがGKアセンホに倒されたが、オフサイドを取られていたためにPKは取られず。同点のまま終了のホイッスルを迎え、勝ち点2を逃すこととなった。

Goal.com

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