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マンU、首位に勝利も最低点をつける現地メディア

プレミアリーグ第11節でマンチェスター・ユナイテッドはホームで首位アーセナルに1-0で競り勝った。左MFで先発し、78分に退いた日本代表MF香川真司の現地評は以下のとおりである。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Asuka Kudo / Football Channel

マンU、首位に勝利も最低点をつける現地メディア
香川が所属するマンチェスターユナイテッドは現在首位のアーセナルに勝利したが…【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 プレミアリーグ第11節でマンチェスター・ユナイテッドはホームで首位アーセナルに1-0で競り勝った。左MFで先発し、78分に退いた日本代表MF香川真司の現地評は以下のとおりである。

『マンチェスター・イブニング・ニュース』=7点(及第点):大一番で起用された事はモイズの日本代表への信頼を明白にした。だがベストを見せるには中央でプレーする必要がある。香川とエブラの左サイドでの連携は有望。

『スカイスポーツ』=5点(最低点):前半はあてもなくあちこちでプレー。77分で外された。

『ユーロスポーツ』=6点(平均点)

『ガーディアン(全国一般紙)』=前半、マンU両サイドMFのバレンシアと香川は献身的守備でサニャとギブスを抑えたが、後半は危機を招いた。(香川サイドの)サニャは後半に7度のクロスを蹴り込み好機を演出した。自由になったサニャを不安視したモイズは疲れ果てた香川に代え、ギグスを投入したが、状況は好転しなかった。

『メール(全国大衆紙)』=ユナイテッドがボールを持った時、両サイドMFのバレンシアと香川はチームが必要とする横幅を与えた。一方、守備時に2人は中央へ絞り、中盤の密集した守備でアーセナルの攻撃を抑えた。特に香川には監督から特別な役目が託された。

 今回はチームが守備を重視した戦術を敷き、前半27分にルーニーの左CKからファンペルシが頭で決め、1点を守りきるという試合内容。香川もサイドでの守備に追われる中、この日のマンオブザマッチに輝いたルーニーやファンペルシらFW陣と連携を見せたが、5日前に行われたチャンピオンズリーグのレアル・ソシエダ戦でのプレー内容からは調子を落とした。

 敵地で行われる24日の次節カーディフ戦は、ベルギーで行う日本代表の国際親善試合を挟んだ後となるが、代表で弾みをつけ、チームに還元したいところだ。

【了】

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