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スパイクと言えばディアドラだよな! えっ違うの?

サッカー選手に欠かせない商売道具と言えばスパイクだ。

text by 編集部 photo by Asuka Kudo / Football Channel

スパイクと言えばディアドラだよな! えっ違うの?
サッカー選手にとってスパイクは相棒【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 サッカー選手に欠かせない商売道具と言えばスパイクだ。

 かつては黒に白い線が入っている形が基本だったが、もう今や白や赤は普通、黄色や緑、オレンジにピンクといったネオンカラーのスパイクまで登場して、ピッチの上もずいぶんと華やかになった。

 そこで気になるのが、Jリーガーたちに人気なのはどのモデルか? ということ。……なのだが、ニューモデルが出ればシーズン中にそれを試してみる選手もいるし、逆に同じモデルを履き続ける選手もいて、確たるデータを見つけるのは難しい。もちろん、選手個人個人でシューズメーカーとの契約を結んでいる場合もあるし、こだわりなくいろんなメーカーのスパイクを使っているケースもある。

 今では各メーカーとも単にプロ仕様のモデルを設けるのではなく、デザインや機能を細かく分け、複数のシリーズの中で廉価版からハイエンドモデルまでをラインナップするのがあたりまえになっている。プーマなら「パワーキャット」や「vシリーズ」、ナイキなら「ティエンポ」「マーキュリアル」、アディダスなら「F50」「アディピュア」といった具合だ。

 そうした中、各メーカーともいわゆる“フラッグシップ”的なモデルとして、発売から15年、20年と支持され続けているロングセラーモデルもある。当然、Jリーガーの中にも愛用者がいたし、今も使っている選手もいる。

 代表的なのが、プーマ「パラメヒコ」、アディダス「コパムンディアル」、ミズノ「モレリア」の3つ。パラメヒコに関しては、「パラメヒコライト」をはじめ、その系譜を受け継いだシリーズが現在も人気だが、そのベースとなったのが、1985年に発売されたカンガルーレザーを使用した元祖「パラメヒコ」。かつてはカズ選手(横浜FC)や中山雅史さんが愛用していた。

 1982年発売の「コパムンディアル」は黒いスタッドが特徴で少々重いが、磐田の黄金期を築いた藤田俊哉さんや、現役でも前田遼一選手(磐田)が愛用(ちなみにこの「コパムンディアル、来年のブラジルW杯に向けたアディダスの「サンバコレクション」という新展開で、オレンジやピンクなどのビビッドなカラーも登場するようだ」。

「モレリア」も1985年に初代モデルが発売されてからミズノの主力シリーズとなっている。

 こうしたメーカーのスパイクに限らず、最近目にする機会が増えているのが、ウェアメインのメーカーから発売されているもの。フットサルウェアブランドの「スボルメ」や、サガン鳥栖のユニホームサプライヤーとなっている「ウォーリアー」のスパイクを使用している選手も少しずつ増えている。

 ともかく、スパイクは自分の足にフィットするのがいちばん大切なこと。複数のメーカーのものを試して、自分に合う一足を見つけたい。

【了】

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