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日本代表 10年前

どうなるW杯抽選会。日本が“死の組”の可能性あるが、“ラッキーグループ”になることも

W杯出場国がすべて決まった。グループステージの組み合わせ抽選会は12月6日に行われる。果たして日本はどのような組に入るのか。そもそも、各国の振り分けはどうやって決められるのか。分析していくと、今回は“クジ運”がかなり試されるようだ。

text by 編集部

優勝経験国のシード落ち

 W杯出場32ヶ国が決定した。12月6日に組み合わせ抽選会が行われ、グループステージの対戦国が決定する。

 どのように抽選されるのかまだ詳細は不明だが、恐らく前回とそこまでの変化はないだろう。そこで、抽選会の前に、どういう組み合わせが考えられるのか検証してみたい。わざわざシミュレーションするのはワケがある。なぜなら、今回はクジ運でかなり“ブレ”が生じる可能性があるからだ。

 抽選会はまず出場国を8ヶ国ずつ4つに分ける。そのうちの1つが「ポッド1」と呼ばれる「シード国だ」。この8つは決定している。ブラジル、スペイン、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ、スイス。

 前回と同じ方式で決めるとするとこの8ヶ国を振り分けてから、残りの国を決める。シード国を見て、疑問を感じた人もいるのではないだろうか。FIFAランクに沿って決められたとはいえ、イタリアやフランスといった優勝経験国が入っていない。

 ここがまさにミソで、コロンビアやスイスを引き当てれば、多少は「楽」な組に入ったと言える。もちろんシードになる国なので強いは間違いないが、あくまでブラジルやスペインといった国と比べて、相対的に「弱い」ということだ。

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