香川を機能させる起用法とは? トップ下起用で攻撃に化学変化をもたらす理想的布陣を探る

トップ下で起用されることが増えている、マンチェスター・ユナイテッドの香川真司。CLのレバークーゼン戦では輝きを見せたが、続くトッテナム戦、エバートン戦では見せ場を作ることができなかった。香川がトッテナム戦で輝けなかった理由とは?

2013年12月07日(Sat)10時10分配信

text by 内藤秀明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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チームと噛み合なかった香川

 先週行われたチャンピオンズリーグのレバークーゼン戦、香川のトップ下起用は驚くほどに“はまった”。しかしトッテナム戦では、これまた驚くほどに“さっぱり”だった。

 プレミアリーグ第13節トッテナム対マンチェスターユナイテッドの一戦は2-2の引き分けで幕をとじた。日本代表MF香川真司は84分までプレーしたが、味方選手とうまく絡めず、目立つ場面も少ないままピッチを去った。

 ただし、この香川の低パフォーマンスの責任を、本人だけに押し付けるのはフェアではない。明らかに周りの選手から効果的なサポートを得られなかったのも確かだ。

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キャリックは負傷離脱中(写真中央)【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 香川が一番輝くのは、「香川をうまく使える中盤の選手がいる時」というのは、既に広く知られた話だ。香川は良いタイミングで縦パスをうけて、ターンしてから自身の創造性を発揮する。そして多くの場合、香川によいボールを供給するのは、組み立ての起点マイケル・キャリックだ。または、レバークーゼン戦で好連携を披露したライアン・ギグスも「香川をうまく使える中盤選手」の内の一人だ。

 ただし前者は、負傷離脱中、後者はローテーションの兼ね合いで欠場。トッテナム戦でスタメンを飾った中盤は、フィル・ジョーンズとトム・クレバリー。ジョーンズは守備的なMFで組み立てに関する貢献はほとんど期待できない。よって、トム・クレバリーに期待したが、残念ながらそれは裏切られてしまった。

 ここ最近不調が続いている小柄なイングランド人MFは、トッテナムの屈強な中盤、ムサ・デンベレ、パウリーニョ、サンドロの三人に完全に潰されて沈黙。結果、香川をピッチ上で孤立させてしまった。

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