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ナポリ、アーセナル撃破も敗退…

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終盤にドルトムントが勝ち越し、万事休す
終盤にドルトムントが勝ち越し、万事休す【写真:goal.com】

11日に行われたチャンピオンズリーグ・グループF最終節、ナポリ対アーセナルの一戦は、2ー0でホームのナポリが勝利した。しかし、同時刻の試合でボルシア・ドルトムントがマルセイユを下したため、ナポリはベスト16進出を逃している。

2位ボルシア・ドルトムントと同勝ち点ながら3位のナポリは、3点差以上で勝利したい状況での最終節。しかし、勝ち点12を得ている首位アーセナルもまだ勝ち上がりは決まっておらず、集中して試合に入った。

ナポリは9分、パンデフがメルテンスのパスを受けてペナルティーエリア左からシュートを放つもGK正面。

対するアーセナルは23分、ジルーが大きなチャンスをつかんだが、こちらもGKに止められた。

ナポリは38分にマッジョが抜け出して決定機となるが、飛び出したシュチェスニーの前で浮かせたループシュートは枠外へ。43分には、バックパスを受けたシュチェスニーにプレスをかけてキックミスを誘うと、イグアインがそのまま頭に当てたが、これは枠に収まらなかった。

アーセナルの守備を崩しきれずに苦しむナポリ。前半終了の段階でドルトムントがマルセイユと1ー1ということで、勝ち点3を取ればグループステージ突破が見えてくる状況だったが、それでも先制点が遠い。

59分にアルメロが迎えた好機は、シュートがGKの正面だった。このあたりからナポリにチャンスが続く勝負の時間となる。

これが報われたのは73分のことだった。左サイドからアルメロが中にクロスを入れると、イグアインが落としてカジェホンへ。カジェホンはイグアインへのリターンを選択。パスを受けたエースが反転シュートをねじ込んだ。

大差負けを避ければ問題ないアーセナルは、慌てずに対処すればよかったが、76分にアルテタがカジェホンを倒して警告。この日2枚目のイエローカードで退場となった。

他会場でドルトムントが勝ち越すことが怖いナポリは、10人のアーセナルからさらにゴールを狙う。

しかし追加点を奪えずにいると、87分に恐れていた事態が起きた。ドルトムントが終盤に勝ち越しに成功し、ナポリはあと2点が必要になった。突如ギアチェンジが求められたナポリだが、残り時間はあとわずか。アディショナルタイムにカジェホンのゴールが決まって2点目を挙げるも、その直後に試合終了。無念の勝利で、サン・パオロはチームをたたえる拍手に包まれ、イグアインらは涙を流した。

Goal.com

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